発達障害者のいる職場の配慮~仕事を円滑に進めるためのポイント~

発達障害者のいる職場の配慮~仕事を円滑に進めるためのポイント~

2018年04月2日 | 障害別の特性・配慮

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職場では、対人スキルやコミュニケーション力が求められます。しかし、これらのスキルに苦手さがある発達障害の人は、対人関係やコミュニケーションで苦労することが多く見られます。

また、そのことをお互いに理解していないことが多いと、誤解やトラブルを生みやすく、仕事を進めていくのに支障がでてしまうこともあります。

職場に発達障害の人がいて、うまくコミュニケーションやスケジュール管理がうまく出来ず、他に影響が出てしまうことがある場合に、職場で伝えておくべきことや、仕事を円滑に進めるためのコツを紹介していきます。

発達障害について理解する

発達障害の人は、職場で本人の得意な役割を与えられれば、苦手さが見えにくく、活躍できることもありますが、苦手さが見えやすい職種や仕事内容であると、仕事がうまくこなせなかったり、職場や一緒に働く人に迷惑をかけてしまう可能性があります。

その理由は、発達障害は知的の遅れはありませんが、得意なところと苦手さの部分の差がとても大きいからです。例えば、一般的に知的能力IQが100であると、読むこと、書くこと、計算すること、聞き取ってまとめることなど、IQが同程度の人と同じことができると判断します。しかし、発達障害の人の中には、このそれぞれの能力の差が極端に差があることが見られます。

例えば、書いてまとめることはとても上手なのに、数や簡単な計算が出てくると極端に苦手さがあったり、アイデアはたくさん出るけれど、それをスケジュールに合わせて企画書を作成することができないなどです。

発達障害の人の中には、この得意さと苦手さの差が大きいので、一般的には、これができれば、同じように他のこの仕事もできると思われることができないことがよくあります。そのために、自分の好きなことしかやらない、怠けている、サボっていると、誤解を受けてしまうことがあるのです。

発達障害が社会的に認知されてきて、本人が自分の得意な分野や苦手な分野を把握している場合もありますが、そうでないときには、本人もどのように対応してよいのかわからないこともあります。このようなときには、職場の上司や同僚が、どのような対応をすると良いのかを教えることも、時には大切です。

相手の状況を考えることができない

発達障害の特性の1つとして、対人スキルや人とのコミュニケーションが苦手で、何かとトラブルを起こしやすい傾向のある人がいます。しかし、職場では組織やチームで仕事を進めていく機会も多く、基本的なコミュニケーションを取る必要が生じます。

課題やトラブルが発生することの原因として、相手の状況を考えずにコミュニケーションをとろうとしてしまったり、目的だけをダイレクトに伝えてしまう傾向があります。そのため、会話を始める時に、相手の状況を確認することや、「ちょっとお時間よろしいですか」などの枕詞があると、他の人が話を聞きやすいのかを教えることができるかもしれません。

また、自分の主張や依頼だけを一方的に話すのではなく、その背景を伝えることで、相手が納得しやすくなることも伝えていくと良いでしょう。例えば、「今日の17時までに、この資料をまとめてください」と一方な依頼をするのではなく、どんな目的や必要があるのかなどや、急におこなってほしい理由などを伝えれば、一緒に仕事をする人が受け入れやすくなることなどを伝えることができるかもしれません。

断ることができず、一人で抱え込んでしまう

また、一方では頼まれると断れない人の良さという別の特性から、自分の能力を超えた仕事を引き受けてしまうことも見られます。自分が処理しなければならない仕事が山のようにありながらも、何か頼まれると仕事を断ることができず、さらにどんどんと抱え込んでしまうことがあります。

全体が見えずに、その場限りの対応をしてしまうことがあり、そのために納期に遅れてしまったり、仕事が進んでいないこともあります。適度に進捗を確認したり、リマインドをすることは有効的です。

また、仕事を積極的に受けるのはいいことですが、仕事には責任が伴います。それが、期限内に自分でできるかどうかを判断することや、もし、それが難しい場合には、どのように周囲にSOSを出すと良いのかなどの具体的な対応をすると良いのかを教えることも、時には大切です。

スケジュール管理ができない

発達障害の人の中には、物事を計画に実行することが苦手だったり、時間間隔がルーズだったりする特性をもつことがあります。このような時には、次のような対応をするとよいでしょう。

例えば、優先順位つきの予定一覧表を作るという方法があります。仕事内容を月、週、日ごとに書き出し、重要性に応じて順番をつけます。ポイントとなるのは、書いたこと、印をつけたことが一目でわかるようにすることです。

また、やることをメモして目の前に貼り、終了したものから剥がしていくというのも良い方法です。このような方法は、視覚的構造化と呼ばれ、発達障害の弱点を補うだけでなく、計画性も身につくので、仕事や生活の中で役立ちます。

一方、約束や毎日決まった時間にやることがある場合には、携帯電話のアラームやスケジュール機能を使い、音で確認できるようにすると良いでしょう。これは自然な時間感覚を身につけることにもつながります。

できないことは、教える、伝えることが必要

発達障害は、できることと、できないことに差がある障害です。そのため、あることはできるので、当然、これもできるだろうと思い、仕事や依頼をするものの、それがうまくできないということが生じがちです。そんなときには、仕事の進め方や、ちょっとした工夫を教えることは役にたちます。

「それくらいのことは、回りをみて気づくべきだ」「自分で必要なスキルは、自分で学ぶことが必要」と感じられることもあるでしょう。しかし、興味のあることや得意な分野に集中したり、特定のことに圧倒的な成果を出すことができる一方で、苦手な分野に関しては、気づきにくいという傾向もあります。

「教えられていないから、知らなかった」と言われることもよくあります。うまく出来ていない、進んでいないと感じるときには、教える、伝えることも必要です。

動画の解説はこちらから

まとめ

発達障害の人は対人関係やコミュニケーションに苦手さがあり、その対応がうまく出来なかったりすることで、職場の人と摩擦をおこしてしまうことがあります。また、できることと、できないことの差が激しいために、職場で理解されにくいこともあります。

しかし、職場では、組織やチームで仕事をすることが必要ですし、一人でいくつかの仕事を担当することもあります。そんな時に、発達障害の苦手さである「相手の状況を考えることができない」「断ることができず、一人で抱え込んでしまう」「スケジュール管理ができない」ような状況があると、誤解を生じる状況を生み出すことが少なくありません。

今回は、発達障害の人がうまく仕事をこなすために使える職場のノウハウや仕事を円滑に進めるためのコツを紹介してきました。「これくらい周囲を見ながら判断すること」と思えるようなことでも、発達障害の人の中には、自分にとって関心や興味がないことは、聞いたとしてもスルーしてしまったり、気づきにくいという傾向が見られます。何回もできない、失敗するのであれば、できないことは、教える、伝えることが必要です。

コミュニケーションやスケジュール管理などは、身近にあるものを少し工夫して活用することによってぐっとストレスが軽減しますし、お互いに気持ちよく仕事できるようになります。

参考

発達障害のある社員とのコミュニケーションや対応方法とは?

発達障害のいる職場、どのような伝え方をすると働きやすいのか

職場に発達障害傾向の社員がいる場合、どのように接したらよいのか?

【職場で一緒に働く】精神障害の特徴と接し方のポイント

障害者にとって働きやすい職場をつくるために必要なこととは

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