発達障害のいる職場、どのような配慮をすると働きやすいのか

発達障害のいる職場、どのような配慮をすると働きやすいのか

2020年12月23日 | 障害別の特性・配慮

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発達障害の特性は一人ひとり異なりますし、また、一般的に求められている配慮や対応が難しい職場もあるでしょう。

しかし、ある程度想定される課題に対して、事前にそれぞれの職場で、どのような対応や工夫ができるのかを考えておいたり、職場のチームで、それを確認することによって、職場の受け入れ体制はぐっと変わってきます。

ここでは、どのような配慮が求められ、どのように対応することができるのかについて、考えていきます。

職場での担当者(キーパーソン)が不在になりがちなときの対応方法

一般的に障害者を雇用するときには、障害者が質問したり、相談しやすくするために担当者としてキーパーソンを決めておくことが勧められています。しかし、職場によっては、担当者がいつも席にいることが難しいという場合もあります。このようなときには、どのように対応すればよいのでしょうか。

担当者を決めておくことのメリットは、障害者は職場の誰に聞けばよいのかがわかり、仕事を進めやすくなることです。職場によっては、気をきかせているつもりで、「誰に聞いてもいいよ」と言ってくださるところもあるのですが、このような対応は、障害者にとっては、誰に質問してよいかで悩んでしまったり、質問した相手によって表現や仕事の順番が違っていたりして、かえって混乱を招くことがあります。できるだけ担当者を決めておいたほうが良いと言われるのは、このような理由があるからです。

とはいえ、職場によっては、いつも同じ担当者が席にいるとは限りません。そのような場合には、複数の担当者を決めておくとよいでしょう。ある程度、予定がたっているのであれば、曜日や時間帯によって担当者を分担しておくこともできますし、日によって変わるようであれば、前日か当日の朝に、その日の担当者を伝えることもできるでしょう。

また合わせて、担当者が不在のときに想定される質問に対する答えを準備しておいたり、困ったらどのように対応するのかをマニュアルやメモにしておくことができるでしょう。できれば、事前に内容を本人と確認しておき、困ったときにそれを見ながら対応できる準備をしておくと安心です。

ある職場では、誰に、どのように話しかけるのかを見える化することによって、対応できるようにしています。また、誰に聞くのがよいのか、どんな状況の人には聞かないほうがよいのかを示しています。

例えば、次のような感じです。

・困ったら担当に「ちょっといいですか」と言って、質問してください。担当がいない場合には、デスクにいる他の人に聞いてください。

電話をしている人、他の人と話している人には聞きません。聞く人がいない場合には、席で待っています。

・トイレなどで席から離れるときには、「席を外します」と声をかけてから行きます。

・体調が悪くなったら、担当者に伝えます。

始業前や休憩時間の過ごし方

障害者が職場で心配していることは、仕事内容に関することだけではありません。職場で仕事が始まる前の始業前の時間の過ごし方や、休憩のとり方などで、悩んでいることも少なくありません。どのような過ごし方ができるのかを一緒に考えることも出来ます。

例えば、ある職場では、パソコンを使う仕事であるため、仕事中に適宜休憩をとってもよいことを伝えていましたが、あまり休みを取らず、疲れがたまっている様子が見られました。

本人に聞いてみると、作業に集中しすぎて休憩をとることを忘れてしまうことや、他の人が仕事をしている中で、自分ひとりが休憩をとることを気にしていることがわかりました。そのため、休憩の時間を予め決めておきアラームなどで時間を知らせること、チーム内の人がその時間を休憩を取ることを周知するようにしました。

また、スペース等が確保できるようであれば、昼休みなどには、仮眠をとったり、ひとりでゆっくり過ごすことができる職場もあります。本人の希望を聞きつつ、職場で許容範囲を伝えることで、疲れをためにくくすることができます。

他の職場では、始業時間、間際に出勤してきたり、遅刻することが見られました。本人によると、今までに職場に早く出勤しすぎて注意された経験があり、出勤時間のタイミングがうまくつかめていなかったようです。

また、早く職場に着いてから、始業時間までをどのように過ごせばよいのかがわからないということも原因の1つのようでした。そのため早く職場についたときには、始業時間までの過ごし方を決めておくことを確認しました。

コミュニケーションの方法や時間をあらかじめ設定しておく

コミュニケーションの苦手さがある場合、「何か困ったら相談してください」と声をかけていても、なかなか本人から相談することが難しい場合があります。このような場合には、本人からの質問や確認がしやすい環境づくりや、困ったり、悩んでいないかを把握できるような仕組みや時間を設定しておくとよいでしょう。

方法としては、1日の仕事を振り返る日誌をつけることや、自分の気分や気持ち、困りごとがあるかなどを、選択式で回答してもらい把握することもできます。また、もし何か問題や課題があったのなら、早めにコミュニケーションをとり、その問題を解決するようにしておくことができます。

ある担当者は、本人から質問があったことに話し合いで解決できたと思っていましたが、本人の日誌には、困ったという内容が書かれていました。そのため、面談で困っていたことの内容や、どのような話し合いをして対応について、再度確認したところ、本人も問題を解決していることがわかりました。

時として、本人と職場の受け入れる側の思いとのギャップやボタンの掛け違いが生じることがあります。問題が大きくなってから面談の時間を取るよりも、短くても定期的に話し合いの場を設けることによって、対処できることも多いことがあります。

まとめ

発達障害の人を雇用したときに、どのような配慮をすると働きやすいのかについて考えてきました。

新しい職場で働くことは、慣れるまでに負荷がかかることがあります。それを気にかけてもらえることは、本人にとってもありがたいことですが、ただ、それを職場の受け入れ側の気持ちや考えで進めてしまうと、本人が思っていたこととズレてしまうことがあります。何か課題や、困っているのではないかと感じたときには、まず本人と話して、どのように感じているのか、どうしたいのかを確認しながら、対応を決めるとよいでしょう。

また、発達障害の方の特性として、得意なところと苦手なところで、大きなギャップをもつことは珍しくありません。特に、ある分野が秀でていたり、得意だったりすると、こんなことは当然わかっているだろう、できるだろうと、こちらが思ってしまいがちですが、実は、そうでないこともよくあります。こちらの思いを当たり前と決めつけずに、よく観察し、本人の思いを聞き、それに対応することが大切です。

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