代表のご挨拶・経歴 - 障害者雇用ドットコム

自己紹介

経歴

障害者雇用コンサルタント:松井優子

民間の教育機関にて、知的障害者、発達障害者の教育・就労支援に携わった。学校運営に関わる制度づくり、ブランディングに携わり、知名度がほとんどなく当初40名ほどだった学生数を4年間に倍増させ、特色ある学校づくりに貢献した。そののち企業での障害者雇用に携わり、特例子会社の設立にかかわった。障害者雇用の業務拡大、採用、育成、雇用管理などに携わり、スタッフ育成にも力を入れてきた。ゼロからの立ち上げは、予想していたよりも難しいことが多々あったが、一つ一つ業務を行ないながら、業務拡大と障害者雇用人数の確保を推進してきた。自社での障害者雇用の達成の目処やスタッフ育成ができたため、新規事業として障害者雇用コンサルティングの企画から携わり、セミナー開催や集客などからコンサルティング受注まで一連の業務を経験してきた。

そののち研究機関に所属し、障害者雇用の現場だけでなく、アカデミックな分野から調査や研究にもかかわってきた。学会誌掲載論文7本、紀要1本、ジャーナル1本を含め、各雑誌等への執筆をしている。これらの経験を総合的に活かしながら、現在、障害者雇用の情報発信やコンサルティングに従事している。障害者雇用の送り出す側、受け入れる側の両方の経験を活かし、企業視点からの組織づくり、職域開拓などを得意とする。

現在、WEBサイト、メルマガ、電子書籍等での情報発信を行ない、障害者雇用全般に関するコンサルティングで活躍中。

・東京情報大学看護学部非常勤講師(平成30年~)
・聖学院大学人間福祉学部非常勤講師(平成29年度)
・横浜市障害者就労推進委員(平成27年度)

代表 松井優子の想い

「【障害者の働く】をイノベーションしたい」
そんな思いがあって、私は障害者雇用ドットコムを運営しています。

大学卒業してから望んでいたような就職ができなかった私は、自分のキャリアについてずっと悩んでいました。
そんなときに通っていたビジネススクールで、キャリアや組織に関する学びから、また、ビジネス界の第一線で活躍している教授、一緒に学ぶ仲間から大いに刺激を受けました。

その中でも、特に影響を受けたのは、スタンフォード大学のクランボルツ教授の【計画された偶発性理論(プランドハップンスタンスセオリー)】です。「個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される」という考えは、自分の思っていたようにいかないキャリアの中でもがいていた私にとって、目の前にある状況に真摯に取り組むことによって、自分のキャリアを作ってみようと思わせてくれるものでした。

障害者に関わる仕事をすることなど全く想像していなかった教育現場で、知的障害者や発達障害の教育や就労に関わり、そこで、事業計画や学校運営に関わる制度づくり、ブランディングに携わり、知名度がほとんどなく当初40名ほどだった学生数を4年間で倍増させ、特色ある学校にすることに関わりました。

しかし、企業実習をして就職がきまった学生たちがしばらくすると戻ってきてしまう・・・そんな状況に何度も直面しました。障害者雇用は、本人のスキルや能力も大事ですが、それ以上に企業の受け入れ体制や障害理解の必要性を感じました。同時に、私だったら、もっと彼らが活躍できる職場を作れるのに・・・、そんな思いから特例子会社の設立に関わりました。

特例子会社では、まさにゼロからのスタートで、机と椅子と電話だけがあるオフィスの中から、社内の整備や業務の切り出し、障害者やスタッフの採用、人材育成に携わってきました。

はじめは会社に入社したことで満足していた社員が、「自分が会社で必要されている」と感じると、次々と新しい業務をできるようになりたいと新たな挑戦をしたり、提案をしてきます。卒業した学校や支援機関から、その成長ぶりに驚かれることもたくさんありました。どんな職場でも、そこに合った仕事をつくり、活躍するための環境をつくることができると確信しました。

そののち自社の障害者雇用率を達成でき、特例子会社内の障害者雇用も軌道にのってきたため、現場は他のスタッフに任せて、障害者雇用に悩んでいる企業のコンサルティングや研修を新規事業としてはじめました。

ある地域では、初めて障害者雇用をおこなう企業を対象にした研修に企画から関わり6年ほど講師を務めました。また、ある行政からは障害者雇用に関する調査の受託事業を受け、障害者雇用未達成の中小企業を対象としたヒアリング事業を行い、約800社の企業の障害者の本音と向き合ってきました。障害者雇用と一言でまとめてしまうのではなく、企業の組織や文化に合わせた障害者雇用の方法を考えていくことで、新たな障害者雇用の可能性が広がることを感じました。

また、障害者雇用に関して、障害者を送り出す教育機関と、受け入れる企業側の両方の経験をしてきましたが、さらに中立的な立場から見るため、社会人大学院に通い研究者という立場からも障害者雇用を見てきました。障害者雇用をさまざまな視点から見て、聞いて、考えてきた中で感じたのは、障害者雇用を変化させていく必要があるということです。

そのため障害者雇用ドットコムでは、障害者雇用を組織的な視点から見ること、取り組むこと、そして、障害者の活躍する場をつくること、新しい視点からの障害者雇用を考えることを重視しています。

障害者雇用は、一般の雇用とは違う難しいもの、何か特別のことと思っている管理部や人事担当者の方にお会いすることがあります。
しかし、障害者雇用や特別支援教育に十数年携わってきた私から見ると、障害者雇用も一般の雇用もほとんど大きな差はないと感じています。必要なのは、どのように組織をマネジメントできるのか、人材を活かすことができるのか、ちょっとした配慮やコミュニケーションができるかどうかです。

また、障害者雇用は、ある特定の人や部署が行なうものであり、自分には関係ないと感じる社員が多い組織もあります。確かに、障害者雇用は、障害者を雇用することですが、障害者というその枠にとらわれることなく、一人ひとりの社員や会社全体を見直していくことによって、組織としてできるいろいろな可能性が見えてきます。例えば、業務の効率化や仕事の適正化、社員のキャリアを考えていく上でも、障害者雇用という一つの機会は、企業や組織にとって変化していくチャンスともなり得るのです。

どのような障害者雇用、ひいては、働きやすい、誰もが活躍できる組織を創っていくことができるかどうかは、人事を支える方たちの腕にかかっていると思っています。このような考えに共感してくださる企業や人事の方たちと一緒に障害者雇用を考え、障害者が働きやすい職場をつくっていきたいと思っています。

研修・セミナー等

・「障害者雇用実務者講座」実践演習コース研修講師 公益財団法人東京しごと財団(2013~2018)
・「授業力アップ研修講座(作業学習)」講師  岡山県総合教育センター(2017)
・「キャリア教育・就労支援等の充実事業:教職員のキャリア教育への理解を深め、小中高一貫したキャリア教育の実践に役立てる」公開研修会講師 山形県教育庁(2017)
・The 1st International Symposium on Education for Person with Special Needs: Transition from School to Work 発表者 タイ教育省(2017年)
・職員研修「特例子会社における実践-障害者支援施設における日中活動への活用-」研修講師 社会福祉法人ル・プリ くるみ会(2017)
・「誰もが働き続けられる職場づくりセミナー」講師 鹿児島県(2016)
・障害者就労支援スタッフ研修 Kaien(2016)
・「働きたい!あなたのシンポジウム障害のある人の就職・職場定着をサポート」 パネルディスカッションコーディネーター 横浜市(2016)
・障がい者雇用対策セミナー「知っておきたい障がい者雇用のポイント」シンポジスト ぜんち共済(2015)
・NPO共生・協働・かごしま推進事業セミナー講師 鹿児島県(2014)
・障がい者サポーター入門講座 (かながわコミュニティカレッジにて開催) プロデュース&講師 神奈川県(2013~2014)
・当事者向け研修「会社で働くということ」講師 一般社団法人ペガサス(2015)
・「特例子会社向けセミナー」講師 公益財団法人東京しごと財団(2013)
・教員研修「知的障害者の就労を支えるには」講師 麻生養護学校元石川文教室(2013)
その他多数

HRプロ コラム

【障がい者雇用の悩みと解決のヒント】

【令和5年までの時限措置】精神障がい者かつ短時間労働者の雇用算定が0.5から1カウントに

企業が知っておくべき障がい者雇用の合理的配慮とは

人事担当者のための、障がい者雇用に関係する知っておきたい法律

「特例子会社」とはどのような制度なのか【前編】~特例子会社の特徴とメリット・デメリット~

「特例子会社」とはどのような制度なのか【後編】~特例子会社の設立までの流れと要件~

プロが教える、障がい者雇用に役立つ「無料研修」2選

障がい者雇用担当者が知っておきたい「障害者雇用納付金制度」と「納付金制度」の助成金とは

障がい者を採用するときに活用できる「人に関わる助成金」について

【連載記事:障がい者雇用&戦力化の教科書(全7回)】

第1回:企業の障がい者雇用は組織として対応すべき

第2回:社内の障がい者雇用の理解を引き出すために有効的な方法

第3回:障がい者の仕事内容はどのようにして作り出せばよいか

第4回:障がい者を採用するときに面接で確認しておきたいポイントとは

第5回:企業と障がい者のミスマッチをなくすために必要なこと

第6回:人事部門が精神障がい者の配属先をサポートする方法

第7回:障がい者に戦力となってもらうために考えておきたい点とは

 

著書・論文

「今知っておきたい障害者雇用 サテライトオフィスサービス」ビジネスガイド(2020.2)
「最前線で働く特別支援教育のプロが教えます! みつめる つたえる ふりかえる キャリア・パスポート」福安 彬・松井優子(2019.12)【Amazonランキング 学習指導1位】
「特例子会社の設立を考えたら必ず読む本」(2019.10)、【Amazonランキング 労働政策1位】
「障害者雇用アドバイザーが教える障害者枠で働きたい人が知っておくべき就活の基本」(2019.9)、【Amazonランキング 人事・労務管理1位】
「はじめての企業でもできる障害者雇用を成功させるための5つのステップ」(2019.8)、【Amazonランキング 労働政策1位】
・「特例子会社における知的障害者とともに働く企業内ジョブコーチのコンピテンシーの構成要素の解明」(2019)、発達障害研究第40巻4号(2)
・「特例子会社における知的障害者とともに働く同僚・上司に求められるコンピテンシーに関する研究」(2018)、発達障害研究第40巻3号
・「精神障害者が職場定着するために必要なポイント:企業、支援機関の視点から」(2018)、リハビリテーション連携科学第19巻1号
「日本における知的障害者の就労の動向と課題に関する文献研究」(2018)、国立特別支援教育総合研究所研究紀要第45巻
「タイ教育省主催「特別支援教育に関する国際シンポジウム」の報告 障害児教育と障害者就労の現状と今後の課題」(2018)、国立特別支援教育総合研究所ジャーナル 第7号
・「特例子会社における知的障害者とともに働く同僚・上司の職務満足感に関する研究」(2018)、発達障害研究40巻1号
・「米国における通常の学校での多層的な支援の実際」(2017)、特別支援教育No67
・「特例子会社における組織運営」(2017)、発達障害研究39巻4号
・「よくわかる障害者福祉[第6版]」(2016)、小澤温編、ミネルヴァ書房、(「ジョブコーチの活動と役割」について執筆)
・「知的障害者を雇用する特例子会社で働く雇用管理者の意識変容課程」(2015)、リハビリテーション連携科学16巻1号
・「知的障害者を雇用する特例子会社の現状と課題」(2011)、発達障害研究33巻4号
・「企業の障害者雇用を促進するための戦略的研究」第3章「大企業における障害者雇用 -特例子会社をめぐって-」(2007)、横浜市立大学平成18年度地域貢献促進費課題採択研究
・「ヒトがいきる経営」第8章「企業における障害者雇用の現状と推移 モジュール化による業務設計をめぐって」(2008)、学文社