
採用・定着・合理的配慮・現場対応を、担当者一人の善意や経験に頼らず、組織として判断できる状態をつくるための1年間講座です。
障害者雇用の制度や障害特性の知識だけでなく、人事・管理職・現場が共通の判断軸を持ち、現場で起きる困りごとを整理できるようになることを目的としています。
オンデマンド講義で自分のペースで学びながら、月1回のZoomではその時々のテーマに沿って理解を深め、現場で迷っていることを質問することもできます。
制度や障害特性の知識だけでなく、採用・定着・合理的配慮・現場対応を、組織の仕組みとして考える視点を学びます。
やるべきことはやってきた。それでも、障害者雇用が組織に根づかない。
採用してみたが、定着しない。
合理的配慮の判断が、毎回担当者や現場に委ねられている。
現場のリーダーが個別対応に疲弊している。
支援機関と連携しているのに、社内の仕組みは変わらない。
上司に相談しても「うまくやって」と言われるだけ。
「自分のやり方で合っているのか」
「どこまで配慮すればいいのか」
「現場に何を任せ、何を人事が判断すべきなのか」
その判断を、担当者一人が抱え込んでいないでしょうか。
障害者雇用で起きる課題の多くは、担当者の努力不足や現場の理解不足だけで起きているわけではありません。
多くの場合、背景にあるのは、人事・管理職・現場が、何をどこまで判断するのかが整理されていないことです。
この講座では、障害者雇用を「個別対応」や「担当者の経験」に頼るのではなく、組織として継続できる実務の形に整えていく視点を学びます。
なぜ、担当者ががんばっても障害者雇用は安定しないのか
障害者雇用に真剣に取り組む企業ほど、担当者や現場管理職が一生懸命に動いています。
採用前に支援機関と連携する。
本人と面談する。
現場に説明する。
合理的配慮を検討する。
不調時には何度も調整する。
それでも、同じ問題が繰り返されることがあります。
そのときに必要なのは、担当者がさらに頑張ることではありません。
必要なのは、何が起きているのかを整理し、人事・管理職・現場が同じ判断軸で動ける状態をつくることです。
障害者雇用を「人の問題」や「その場の対応」に戻すのではなく、業務・配慮・役割分担・相談ルート・判断基準という視点から整理する。
この視点を持つことで、担当者一人が抱え込む状態から、組織で判断できる状態へ近づけていきます。
この講座では、何を学ぶのか
この講座では、障害者雇用の実務を進めるうえで必要となる考え方を、体系的に学びます。
講座全体では次のような視点を扱います。
- 障害者雇用を組織として進めるための基本理解
- 障害特性を、業務や職場環境との関係で見る視点
- 合理的配慮を、善意や個別対応ではなく設計として考える視点
- 採用・定着・現場対応をつなげて見る視点
- 担当者が一人で抱え込まないための役割分担
- 社内で説明し、引き継げる判断軸のつくり方
障害者雇用を、法令対応だけで終わらせない
障害者雇用は、雇用率を満たすためだけの取り組みではありません。
採用した後に、どのような仕事を任せ、どのように力を発揮してもらうのか。現場では誰が関わり、管理職はどこまで判断し、人事はどのように支えるのか。
この講座では、障害者雇用を単なる法令対応ではなく、企業の雇用責任や組織づくりの視点から捉え直します。
障害特性を、業務や職場環境との関係で見る
障害名や手帳情報だけでは、職場で必要な配慮や業務上の課題は見えてきません。
大切なのは、本人の特性だけを見るのではなく、実際の業務、職場環境、指示の出し方、期待値との関係で考えることです。
この講座では、「障害名で決めつける」のではなく、職場で何が起きているのかを整理する視点を学びます。
合理的配慮を、善意ではなく設計として考える
合理的配慮は、担当者や現場の優しさだけで成り立つものではありません。
「どこまで配慮すればよいのか」
「本人の希望をどこまで受け止めるのか」
「現場の負担とどうバランスを取るのか」
こうした判断を毎回その場で考えていると、担当者も現場も疲弊します。
この講座では、本人・業務・現場・組織の関係から、合理的配慮を整理する考え方を学びます。
採用・定着・現場対応を、ひとつの流れとして見る
採用、業務設計、配属後のフォロー、合理的配慮、不調時対応。
これらは別々の出来事ではありません。採用時の見立てが曖昧なままだと、入社後の業務設計や定着にズレが生まれます。現場対応が属人化していると、担当者が変わるたびに同じ混乱が繰り返されます。
この講座では、採用から定着までをバラバラに考えるのではなく、つながった流れとして整理します。
人事・管理職・現場の役割分担を整理する
障害者雇用は、人事だけで進めるものではありません。
一方で、現場に任せきりにすればよいものでもありません。
誰が何を判断するのか。
どこまでを現場で決めてよいのか。
どこから人事や組織として判断するのか。
支援機関には何を相談し、企業側は何を決めるのか。
このような役割分担を整理することで、担当者が一人で抱え込まない状態をつくっていきます。
受講すると、現場の見え方はどう変わるのか
この講座は、障害者雇用に関する知識を増やすだけの講座ではありません。
受講後には、現場で起きている出来事を「本人対応」や「担当者の努力」だけで見るのではなく、業務・配慮・役割分担・判断基準から整理できる状態を目指します。
| Before | After |
|---|---|
| 担当者が一人で判断を抱えている | 人事・管理職・現場で役割を分けて考えられる |
| 合理的配慮を毎回その場で考えている | 配慮を業務・本人・組織の視点から整理できる |
| 採用しても定着しない原因が見えない | 採用・業務・配慮・定着のどこにズレがあるか見立てられる |
| 現場の困りごとを個人の問題として見てしまう | 業務設計や判断基準の問題として整理できる |
| 上司や経営層に説明しづらい | 何を整える必要があるのかを言葉にしやすくなる |
| 担当者が変わると対応がリセットされる | 共通の判断軸を引き継ぎやすくなる |
一人で抱える状態から、組織で判断できる状態へ
この講座で目指すのは、担当者だけが知識を増やして、専門知識に詳しくなることではありません。
障害者雇用に関わる人が、それぞれの立場で「何を見ればよいのか」「どこまで判断すればよいのか」「誰に相談すればよいのか」を整理できる状態をつくることです。
そのため、受講後には次のような変化を目指します。
- 障害者雇用で起きている課題を、個人の問題ではなく構造として整理できるようになる
- 合理的配慮を、その場の善意や現場判断だけに任せず考えられるようになる
- 採用・定着・現場対応を、バラバラではなくつながった流れとして見られるようになる
- 精神障害・発達障害のある社員への対応で、現場が抱え込みすぎない視点を持てるようになる
- 人事・管理職・現場の役割分担を整理しやすくなる
- 上司や経営層に「何が課題で、何を整える必要があるのか」を説明しやすくなる
- 新任担当者や関係者に、共通の判断軸を引き継ぎやすくなる
- 担当者や現場管理職が、一人で抱え込まない進め方が見えてくる
忙しい実務の中でも、無理なく学べる形です
この講座は、オンデマンド講義と月1回のZoomセッションで構成されています。
日々の業務がある中でも、必要なタイミングで学び、迷ったときに見返せる形にしています。
オンデマンド講義
オンデマンド講義は、自分のペースで視聴できます。
業務の合間や必要なタイミングで学べるため、新任担当者の立ち上げや、現場リーダー・管理職の学び直しにも活用できます。
一度見て終わりではなく、迷ったときに何度でも見返せることも特徴です。
月1回のZoomセッション
毎月1回、Zoomで講義と質問の時間を設けています。
Zoomでは、その月のテーマに沿って理解を深めながら、現場で起きていることや判断に迷っていることを質問できます。
「自社ではこういう場合どう考えればよいのか」
「現場にどう説明すればよいのか」
「この対応をどのように整理すればよいのか」
といった質問も、その場で扱える範囲でお答えします。
質問は必須ではありません。参加して聞いているだけでも学べる場です。
当日参加できない場合は、録画で視聴できます。
受講期間
受講期間は1年間です。
オンデマンド講義は、参加後すぐに視聴できます。月1回Zoomも、過去回の録画を確認しながら学ぶことができます。
新任担当者や管理職の共通教育として使えます
この講座は、個人の学びだけでなく、法人内の共通教育としても活用いただけます。
障害者雇用は、担当者一人の経験や善意だけで安定するものではありません。
担当者が異動したり、現場管理職が変わったりしたときに、判断基準が引き継がれなければ、同じ混乱が繰り返されます。
新しく障害者雇用に関わる方が入ったとき、毎回ゼロから説明するのではなく、まず共通の基本を学ぶ教材として活用できます。
- 新任担当者の立ち上げ
- 障害者雇用チームの共通言語づくり
- 人事担当者の学び直し
- 現場リーダー・管理職の基礎教育
- 担当者変更時の引き継ぎ支援
- 管理職研修の前提教材
- 障害者雇用の社内教育コンテンツ
- 組織判断レビュー・コンサルティングの前提整理
複数名での受講、法人利用、管理職研修との組み合わせをご希望の場合はご相談ください。
この講座は、こんな方に向いています
障害者雇用に関わる立場は、企業によってさまざまです。
この講座は、現場で直接関わる方だけでなく、人事・管理職・責任者の方にも活用いただけます。
障害者雇用を社内で進める担当者・責任者の方
- 障害者雇用の担当になり、何から整えればよいか迷っている
- 採用しても定着・活躍につながっていない
- 合理的配慮の判断が、毎回個別対応になっている
- 現場管理職や担当者に相談が集中している
- 支援機関に相談しているが、社内の仕組みが変わらない
- 上司や経営層に、障害者雇用の課題を説明しづらい
- 自分の進め方で合っているのか確認できる場がほしい
管理職研修・社内教育を考えている人事・責任者の方
- 新任担当者に、障害者雇用の基本を学ばせたい
- 担当者が変わっても対応がリセットされないようにしたい
- 現場管理職が、合理的配慮や不調時対応で迷わないようにしたい
- 障害者雇用を一部の担当者の経験に依存させたくない
- 社内で共通の判断軸を持たせたい
- オンライン講座と研修を組み合わせて活用したい
現場で障害のある社員と関わる方
- どこまで配慮すればよいか迷っている
- 注意や指摘をしてよいのか不安がある
- 精神障害・発達障害のある社員との関わり方に悩んでいる
- 現場で一人で抱え込んでしまっている
- 困ったときに、どのように整理すればよいか知りたい
この講座が合わない場合もあります
この講座は、個別対応のノウハウだけを増やす講座ではありません。
現場で起きていることを構造として捉え、組織で判断できる状態をつくることを重視しています。
そのため、次のような方には合わない場合があります。
- 障害者雇用に関する手続きや制度の詳細だけを知りたい方
- 個別の障害特性ごとの対応マニュアルだけを求めている方
- 支援機関や助成金の活用方法だけを知りたい方
- すぐに使える個別対応の正解だけを知りたい方
制度の詳細や支援機関の具体的な利用方法については、公的機関や各支援機関の情報をご確認ください。
講師は、障害者雇用の現場と組織の両方を見てきた松井優子です
松井優子
障害者雇用コンサルタント/実務研究者
障害者雇用の現場、企業人事、管理職支援、組織づくりの視点から、企業の障害者雇用を支援しています。
これまで、教育機関、企業での障害者雇用、特例子会社の立ち上げ、研究・研修、コンサルティングなど、さまざまな立場から障害者雇用に関わってきました。
単に「障害のある人を雇用する」ことだけではなく、採用後に現場でどのように働き続けるのか、管理職や人事がどのように判断すればよいのか、障害者雇用を組織の中にどう根づかせるのかをテーマにしています。
障害者雇用の現場だけでなく、人事・組織マネジメント・人的資本経営・DEI・社会的な流れも踏まえながら、企業ごとの状況に合わせた支援を行っています。
NHK、Abema、DIAMOND onlineなど、メディア出演・取材対応も多数。
現場の実務と社会の変化をつなぎながら、障害者雇用を「担当者だけが抱えるもの」ではなく、組織で判断し、継続できるものにするための発信と支援を続けています。
受講料や法人利用は、活用方法に合わせてご案内します
受講料・法人利用については、30分相談にてご案内しています。
個人受講、複数名受講、法人での一括導入、研修・判断レビューとの組み合わせなど、活用方法に応じてご相談ください。
講座単体での受講だけでなく、管理職研修や組織判断レビューと組み合わせることで、自社の課題に合わせた活用も可能です。
まずは、自社に合う使い方を確認してください
「自社に合うか確認したい」
「個人受講と法人利用の違いを知りたい」
「管理職研修や判断レビューと組み合わせられるか相談したい」
という段階でも構いません。
30分の無料相談で、現在の状況をお聞きしながら、この講座が合うかどうかを一緒に確認します。
無理な提案はしません。
合わないと判断した場合は、正直にお伝えします。
よくある質問
Q. 初めて障害者雇用の担当になった人でも受講できますか?
はい。受講できます。
障害者雇用は、最初の段階で「どこまで配慮すればいいのか」「どう対応すればいいのか」がわからず、不安を抱えやすい分野です。
この講座では、制度や障害特性の基本から、現場で起きやすい悩み、判断のポイントまで体系的に学ぶことができます。
Q. 人事以外でも受講できますか?
はい。人事担当者だけでなく、現場リーダーや管理職など、障害のある社員と一緒に働く立場の方にもおすすめです。
障害者雇用は、人事だけで進めるものではありません。現場で関わる方が共通の視点を持つことで、対応が属人化しにくくなります。
Q. 法人で複数名受講することはできますか?
はい。新任担当者、人事担当者、現場リーダー、管理職など、複数名での受講も可能です。
法人内の共通教材として活用したい場合や、研修と組み合わせたい場合はご相談ください。
Q. 管理職研修の代わりになりますか?
この講座は、障害者雇用に関わる基本的な視点や判断軸を学ぶものです。
管理職研修の前提教材として活用することはできますが、自社のケースに合わせた研修が必要な場合は、別途研修としてご相談いただけます。
Q. Zoomに参加できない場合はどうなりますか?
毎月のZoom講義は録画し、アーカイブを残しています。
当日参加できない場合でも、後日ご自身の都合のよい時間に視聴できます。
Q. Zoomでは質問できますか?
はい。月1回のZoomでは、その場で質問することができます。
現場で判断に迷っていること、自社ではどう考えればよいか迷うこと、管理職や現場への伝え方など、扱える範囲でお答えします。
質問は必須ではありませんので、聞いているだけの参加でも大丈夫です。
Q. 途中からでも参加できますか?
はい。オンデマンド講義は参加後すぐに視聴できます。
月1回のZoom講義もアーカイブで復習できますので、途中からでも学び始めることができます。
Q. 個別相談やコンサルティングは含まれますか?
この講座には、個別コンサルティングは含まれていません。
月1回のZoom内で、質問や相談は受け付けています。自社の課題を個別に整理したい場合は、30分相談、組織判断レビュー、研修・コンサルティングをご利用ください。





