発達障害のある社員とのコミュニケーションや対応方法とは?

発達障害のある社員とのコミュニケーションや対応方法とは?

2022年02月17日 | 障害別の特性・配慮

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発達障害の人は、他人とのコミュニケーションが苦手なことが多くみられます。しかし、苦手だからといっても、会社で働くとき、仕事をするときには、コミュニケーションや人間関係を築いていくことが必要になります。

障害特性を正しく理解し、対応方法を工夫をすることで、より良い人間関係やコミュニケーションを築くやすくすることができます。どのようなコミュニケーションをとるように心がけるとよいのか、事例などを通して、対応方法をお伝えします。

発達障害とコミュニケーション

発達障害にはいくつかの特性がありますが、コミュニケーションの課題は社会生活を送る上で特に大きな問題となることがあります。特に、周りの人との関係がうまくいかないのは、発達障害の人がそのことに気づかないことが影響しているケースも少なくありません。

自閉症スペクトラム(ASD)は、社会の様々な場面で人とのコミュニケーションや関わりに難しさが生じることが多くあり、職場においてもコミュニケーションに関する影響が見られることがわかっています。また、興味や関心が狭い範囲に限られやすく、独特のこだわり行動や振る舞いが見られることもあります。他にも五感などの感覚が人よりとても敏感に感じたり、逆にほとんど感じない分野がある人もいます。「社会性」「コミュニケーション」「想像力」に苦手さがあります。

他の人と気まずい関係にならないように付き合える方法を覚えることが、発達障害の人がコミュニケーションの問題で失敗を少なくするためには良い方法です。しかし、1つのことを学んで、それを応用するようなイメージすることが苦手なこともあり、このやり方がうまくいったから、それに似たやり方を試してみようとはあまりならないようです。そのため、具体的なやり方を一つ一つ試し、うまくいったノウハウを自分の中に蓄積していくことにより、対人関係やコミュニケーションを習得していくことができます。

対人関係やコミュニケーションについては、教えることも大切

発達障害の方の中には、教えればできるものの、自分から気づいて取り入れたり、改善していくことができない人もいます。今できていないから、「できない」と決めつけるのではなく、知らない、学んでいないからできていない可能性もあると考えて、教えることも時には大切です。

例えば、プライベートや職場の対人関係については、できていないことが気になることがあれば、意識しておくと良い点として、次のようなことは教えたほうがよいでしょう。

プライベートの対人関係で気になったときに教えるべき点

・相手の長所を見つけて、話題にする。(思ったこと、感じたことをそのまま口にしてしまうことがあるので、欠点や身体的な特徴などについては話さずに、長所などを中心に話すとよいと伝えられるでしょう。)
・話す時は、適当な距離(同性30センチ、異性50センチ程度)を心がける。(話すことに夢中になったり、適切な距離感の意識がないことがあり、極端に接近してコミュニケーションを図ろうとすることがあります。)
・挨拶やお礼、お詫びなどはすぐに行う。
・判断がつかない時は、わかっている人に尋ねる。(質問したり、聞くタイミングの判断がつかないことがあります。誰に、どのようなときに聞くとよいのかを伝えることができます。)

職場の対人関係で気になったときに教えるべき点

・困った時は、同僚などにサポートを頼む。(頼んだり、人に依頼することは、恥ずかしいことだと考えている人もいます。組織では、できないことはチームで協力し合うことを教えることも大切です。)
・独りよがりにならず、上司・同僚等の確認を求める。
・相談や会話では、相手の都合を聞く。(相手の都合を考えずに、自分のペースで進めてしまいがちです。)

「こんなことは社会人なんだからできて当たり前だ。」「周囲の人の言動を見ていれば、普通は気づくものだ。」と思うようなことがあっても、発達障害の中には、このような気づいたり、自分から改善することが苦手なことも珍しくありません。

また、できることと、できないことの差が大きいことも多く、一見すると、サボっていたり、怠けてしていないように思えても、実は、そもそも理解していないことも多いこともあります。本人が理解していてしてできていないのか、それとも知らないためにできないのかを確認し、必要な対応をとることは、本人のためにも、一緒に働く人のストレス軽減やメンタルヘルスにも役立つでしょう。

職場での人間関係・コミュニケーションの対応方法

発達障害の特性は、もって生まれたものですので、基本は変わりません。しかし、人は成長していくものですし、発達障害のある人も経験や学びを通して、人間関係や対人関係を改善したり、コミュニケーションの方法を学んでいきます。

また、周囲で一緒に働く上司や同僚が、発達障害の特性や対応方法を工夫することで、摩擦を減らすこともできます。職場でどのような場面が想定されるのか、見ていきましょう。

事例1:具体的な指示書のおかげでトラブルを減らす

30代の秋山さんは、企業の研究所で研究員をしています。専門職として、研究課題を与えられて、3ヶ月程度の期間でまとめるという仕事です。誰かと共同で仕事することも少なく、部下やアシスタントはいません。

このような仕事の仕方は、どちらかというと発達障害の弱点が目立たない職種の一つです。しかし、そんな仕事の中でも、秋山さんには悩みがありました。それは、毎週提出しなければならない業務報告書の書き方がわかりにくかったということです。

業務報告書にやったことを記入することはできたのですが、上司にその後の計画やスケジュールを記載するように言われたときに、どのように書いてよいかわからず、「先のことはわかりません」と答えてしまいました。上司からは、にらまれてしまいました。

しかし、その上司は秋山さんが発達障害だと知り、すぐに配慮を示してくれました。それは、業務報告書の記載形式について、具体的な指示書を作成してくれ、何をどのように書くのかを示してくれたのです。

指示書に基づいて業務報告を書くようになってから、トラブルもなく、調査報告書の作成も順調になりました。また、上司からも、具体的な指示が書面で出されるようになり、秋山さんの仕事の効率はよくなりました。

事例2:あるものを使って人との距離感を覚える

清水さんは、20代前半の営業マンです。営業先で熱心なのはいいけど、少し強引で威圧的だと注意されることが度々あります。

清水さんによると、なぜか話し相手に距離をとられてしまうとのこと。話していると避けられたり、立ち話などでは途中で1歩さがられてしまうことがあります。話に夢中になって、気がついたら相手との顔が目の前にあったということもありました。

このことを病院で相談してみたところ、人間には心地よいと感じられる距離感があることを教えてもらいました。具体的にどれぐらいの距離がよいのかと聞いたら、男性なら肘から指先くらい、女性相手では手を伸ばしたくらい離れた方がいいと教えてもらいました。その方法を実践してからは、新規の営業のときでもしっかり話を聞いてもらえることが増えたそうです。

学生時代から、馴れ馴れしい奴だと言われることが多かったのですが、人との距離感が分からなくてついつい近寄りすぎていたせいだったと納得できました。話をするときには、相手の対応を確認しながら、適度な間隔をとって進めることが大切です。

近づきすぎることによって、相手を困らせたり、不快な思いをさせてしまうときには、具体的なものや数字などで示すことによって改善することができます。

動画の解説はこちらから

まとめ

発達障害の人は、他人とのコミュニケーションが苦手なことが多いですが、その特徴を正しく理解し、ちょっとした工夫をすることで、より良い人間関係を築くことができるようになります。

周りの人との関係がうまくいかないのは、発達障害の人が気づかないうちに、一般的にはNGとされているコミュニケーションや対人関係を知らないうちに行ってしまっているからかもしれません。他の人と気まずくならずに付き合えるやり方を覚えることが、発達障害の人がコミュニケーションの問題で失敗しなくなるための秘訣です。

しかし、その事自体を知らない、教えられていないので気づかないということもよくあります。気になることがあれば、率直に伝え、知らないのであれば教えることが大切です。また、発達障害の人は、人に尋ねるということを忘れてしまう人もいます。困ったら人に聞くということも、意識して実践することを伝えていくとよいでしょう。

参考

発達障害のいる職場、どのような伝え方をすると働きやすいのか

職場に発達障害傾向の社員がいる場合、どのように接したらよいのか?

知的障害、発達障害にSNSやLINEの使い方をどのように教えればよいのか

精神障害者保健福祉手帳の取得方法や判断基準とは?

精神障害者を雇用するときに知っておきたい主治医の意見書の取扱い方法

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