中小企業における障害者雇用の進め方~課題とその解決策とは~

中小企業における障害者雇用の進め方~課題とその解決策とは~

2020年12月9日 | 企業の障害者雇用

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障害者雇用は毎年上昇し続けています。しかし、中小企業の障害者雇用の状況は、以前は大企業よりも進んでいた時期もありますが、現在は雇用率の低下傾向が続いています。

このような状況の中で、中小企業の障害者雇用をどのように進めることができるのか、課題やその解決策について見ていきたいと思います。

中小企業の障害者雇用の状況

厚生労働省から毎年報告される「障害者雇用状況報告の結果(令和元年6月1日現在)の状況」をみると、常用 労働者数45.5人以上の民間企業は、全国で101,889社、 法定雇用率の算定基礎となる従業者数は約2,659万人、 障害者数は約56万人で障害者の実雇用率は2.11%でした。

出典:厚生労働省

このうち、常用労働者数45.5人以上300人未満の中小企業は、全国で86,633社、法定雇用率の算定基礎 となる従業者数は約896万人、障害者数は約17万人で、障害者の実雇用率は1.87%となっています。

障害者雇用率の伸びはグラフを見ても、毎年上昇し続け、令和元年には2.11%となり、障害者の雇用状況は着実に進んでいることがわかります。一方で、300人未満規模の中小企業における障害者の雇用状況は、昭和52年は、56人〜99人以下規模の企業で1.71%、100人〜299人規模の企業で1.48%と、企業全体の実雇用率1.09%を上回っていました。また、平成5年は、56人〜99人以下規模の企業で2.11%、100人〜299人規模の企業で1.52%となり、企業全体の実雇用率1.41%を上回る過去最高の水準となりました。

しかし、それ以降は、雇用率の低下傾向が続き、令和元年は、45.5人〜100人未満規模の企業で1.71%、100人〜300人未満規模の企業では1.97%、300~500人未満規模の企業では1.98%と、企業全体の実雇用率2.11%を下回っています。

はじめての障害者雇用で課題に感じること

高齢・障害・求職者雇用支援機構が実施した「中小企業における初めての障害者雇用に係る課題と対応に関する調査」では、中小企業がはじめて障害者を雇用するときに、どのような問題や課題を感じるのかが示されています。

障害者雇用に取り組めなかった理由

これによると、それまでに障害者雇用をしてこなかった理由として、次のことがあげられています。

・「障害の状況に応じた職務の設定や作業内容、作業手順の改善が難しかった」
・「採用・選考に関するノウハウが乏しかった」
・「支援者・指導者の配置等、人的支援の体制の整備が困難だった」
・「障害の状況に応じた労働条件の設定が困難だった」

はじめて障害者雇用を行なうときに悩んだこと

そして、はじめて障害者を雇用するに当たって困ったこととしては、次の点があげられています。

・「従事作業の設定、作業内容や作業手順の改善」
・「障害の状況を踏まえた労働条件の設定」
・「支援者や指導者の配置」
・「採用基準や選考方法」
・「人材の確保」
・「現場の社員の理解を得ること」
・「施設・設備の整備」
・「何から手をつければいいか分からなかった」

困ったことへの対応策としては、「採用基準や選考方法」及び「何から手をつければいいか分からなかった」の項目では「外部機関の支援の利用」が最も多く、それ以外の項目では、「自社による工夫・改善を実施」が最も多くなっていました。

障害者雇用を進めるために必要なこと

障害者雇用の法律、制度を知る

障害者の雇用経験のない中小企業の調査の結果、障害者雇用における支援制度を知らない企業がいたことがわかっています。

現在の障害者雇用の状況や、企業の障害者雇用にどのようなことが求められているのか、そのもととなっている障害者雇用促進法や制度などを知らないで取り組んでしまうのは、無駄な努力をしてしまう可能性が高く、その上失敗することにもなりかねません。

まず、障害者雇用に必要な知識や法律を知るようにしてください。

社内の理解を広げる

障害者雇用は、人事部門や特定の受け入れ部署、担当者だけが進めるものではありません。障害者雇用は、組織として取り組むべきものです。

そのため障害者雇用に取り組むことを社内でしっかりと意思決定したことを示すとともに、社内において障害者雇用の理解を広げていくことが必要です。

多くの会社では、新たに障害者を受け入れる時に研修などを開催して、障害理解や配慮、対応方法などについて説明しています。それは、多くの社員が障害者と一緒に職場で働くことに対して不安や戸惑いを感じることがあり、適切な知識や対応方法を知ることで、それらの気持ちを軽減してもらうことができるからです。

誰でも知らないことは不安になります。障害者が職場に適応するには、職場の理解や受け入れる雰囲気を作っておくことはとても大事です。

仕事内容を決め、仕事の仕組みづくりをする

障害者雇用を進めるには、雇用した障害者が行なう仕事内容を設定して、その作業内容や作業手順について考えることが必要です。もし、イメージしていたとおりにうまくいかない場合には、仕事内容や手順の改善をしていきます。

これを進めていくには、自社で考えることもできますが、障害者を受け入れる前に必要に応じて支援機関からアドバイスを受けて、仕事内容や雇用管理の仕方等に関する支援を受けることもできます。

また、雇用がはじめてでどのように進めたらよいのかイメージがつかない場合、障害者を雇用している企業を見学したり、障害者雇用の経験者や担当者から話をきくなど、雇用事例に学ぶこともできます。

まとめ

中小企業の障害者雇用の状況について考えてきました。

はじめての障害者雇用で課題に感じることを見ると、障害者雇用を進める上で必要な知識や方法を知らなかったことがあげられています。障害者雇用を失敗せずに、スムーズに進めていくためには、次のステップが必要です。

•ステップ1:障害者雇用に関する意思決定
•ステップ2:社内における障害者理解の浸透
•ステップ3:業務の内容検討、選定
•ステップ4:採用計画、採用(実習、募集、採用)
•ステップ5:職場定着

「障害者雇用を進めるのは大変だ・・・」と思われたかもしれません。しかし、はじめて障害者雇用をした企業の多くが、障害者を雇用した後に考え方に変化を感じています。それは、法定雇用率を達成することに加え、障害者雇用がもたらすメリットや組織の変化、活性化などです。

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参考

はじめて障害者雇用担当者になったら知っておくべき基本とは

はじめて障害者雇用に取り組む企業がおさえておくべき7つのポイント

【まとめ】障害者雇用における職場の悩みと解決に役立つポイント

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