ブログ一覧
平成29 年障害者雇用状況の集計結果からみた今後の障害者雇用とは
毎年12月頃に、その年の障害者雇用の状況が発表されます。今年も障害者雇用の状況が、厚生労働省から発表されました。民間企業や公的機関などにおける、平成29 年の「障害者雇用状況」集計結果を見ていきたいと思います。 平成29年の障害者雇用の状況とは?...
障害者雇用で生活上のトラブル発生のとき、どのように対応すればよい?
障害者が職場で安定的に働くためには、会社のルールや仕事内容を教えることも大切ですが、それに加えて安定的な生活が送れているのかを把握しておくことも重要です。 職場では、上司や先輩社員、同僚が新しく入った社員にその会社のルールや仕事内容を教えますが、障害者が入社してくるときにも、当然同じように行います。それに加えて、障害者雇用の場合、仕事や職場に直接関係することだけでなく、生活面での支援が必要となることがあります。...
職場の統合失調症、どのように接するとよい?症状や診断について解説
統合失調症の症状は、陽性症状と陰性症状があり、認知機能障害が起こります。発症の経過には大きく分けて5つの段階があり、現れる症状は個別によって異なることがあります。 企業で就職する統合失調症の方の多くは、症状が落ち着いているので就職している場合がほとんどですが、治療は長期的に続ける必要があるとされています。再発のきっかけとなるのは、服薬の中断や環境の変化によるストレスがきっかけとなることが多いようです。...
職場におけるジョブコーチ(職場適応援助者)に関する助成金について
ジョブコーチ(職場適応援助者)制度は、働く障害者のために、障害特性を踏まえた直接的で専門的な支援を行い、職場適応、定着を図ることを目的としています。 現在、ジョブコーチは、国のジョブコーチと地方自治体のジョブコーチがあります。ここでは、国のジョブコーチを支援する制度の助成金について説明しています。...
職場の中でジョブコーチを効果的に活用する時期と支援内容
ジョブコーチには、3種類のジョブコーチがあります。地域障害者職業センターの職員である配置型ジョブコーチ、社会福祉法人やNPO等に所属する訪問型ジョブコーチ、企業に在籍していて、職場内の企業在籍型ジョブコーチです。 外部から来てもらうジョブコーチは、この3つのなかの配置型ジョブコーチと訪問型ジョブコーチになります。職場で配置型ジョブコーチや訪問型ジョブコーチによる支援を活用する時期や支援内容について見ていきます。 ジョブコーチ支援を行なうベストなタイミングとは...
発達障害の特性と職場で示せる合理的配慮の具体的な事例
職場で発達障害のある人を受け入れるときに、発達障害の特性について学ぶ機会があるかもしれません。これらの情報は、知識として学ぶことはできますが、なかなかイメージがわきにくいと感じる事があるかもしれません。 今回は具体的な事例を通して、障害名やその特性、職場でどのような配慮が行えるのか見ていきます。 発達障害の特性 まず、発達障害の自閉症スペクトラム、ADHD、LDの主な特徴を見ていきましょう。 自閉症スペクトラム 自閉症スペクトラム(ASD)は、“Autism Spectrum Disorder (Disability)”...
聴覚障害者と一緒の職場になったときに知っておきたいポイントとは?
聴覚障害とは、聞こえに何らかの障害があって、音声情報が全く聞こえないか、あるいは聞き取りにくい状態のことをいいます。障害状況はさまざまですが、聴覚障害のない人が耳を塞いで体験する聞こえにくさとは全く違うものです。 また、聞こえないという障害だけでなく、それによる影響、例えば、コミュニケーションの困難さや情報が得られないことから発生する問題についても職場の中で理解する必要があります。聴覚障害の困難さや職場でできる配慮について見ていきましょう。 聴覚障害とは...
高次脳機能障害の障害者と一緒に働くときに配慮すべき点とは?
高次脳機能障害は、外見からはわかりにくく、症状は個別性が高いことが特徴です。高次脳機能障害の「高次の脳機能」とは、脳の考える機能に相当し、この人間らしさを司る部分が損傷されることによって、記憶力、注意力、感情コントロールの低下などの症状が見られるようになります。 このような症状は、周囲からも本人も見えないため、本人は自分自身に障害があるという自覚を持つことが難しく、周囲の人から誤解を受けやすくなってしまうことが生じます。...
精神障害者を雇用するときに知っておきたい主治医の意見書の取扱い方法
精神障害のある人が就労を考えるときに、症状が安定していて、働くことが可能な状況にあることの証明として「主治医の意見書」というものがあります。この「主治医の意見書」は、ハローワークで求職者登録をするときに必要となりますし、企業で実際に採用する場合にも確認のために提示してもらうことができます。 主治医が書く書類なので、企業側としてはこれがあれば安心と思ってしまいますが、実はそうでもないこともあります・・・。その理由やそもそも「主治医の意見書」とはどういうものなのかなどについて見ていきましょう。 主治医の意見書とは...
企業が精神障害者雇用を行うときに活用できる支援機関とは?
障害者雇用を行おうとするときに、就労をサポートする機関がたくさんあって、どこの機関がどんな役割を果たしているのかがわかりにくいことがあります。 今回は、企業が精神障害者雇用を行なうときに活用できる就労支援に関わる機関をまとめてみました。 雇用促進法に規定されている職業リハビリテーション機関 ハローワーク ハローワークは国の機関で、障害者からの求職の受付、企業からの求人の受付、求職者と求人者とのマッチングなど、就職支援の重要な事項を担っています。障害者当事者と企業の両方をサポートしています。...