障害者のやる気がないと感じたときに活用できるアビリンピック

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2020年11月6日 | 障害関連の情報

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障害者雇用の仕事は、毎日の仕事に大きな変化があることはあまりなく、定型的な仕事が多くあります。

はじめたばかりや、入社したての頃には、それらの仕事ができるようになるために頑張っているように見えたものの、数ヶ月や数年経つと、同じ業務の繰り返して、手を抜いているような様子が見えたり、やる気がないように感じられることもあるかもしれません。

そんなときにやる気やモチベーションを上げるために活用している障害者技能大会を活用できるかもしれません。清掃や喫茶など、会社の業務と併せてこのアビリンピックを活用しているところもあります。

ここでは、アビリンピックとはどのようなものなのか、企業の中でどのように活用できるのかを見ていきたいと思います。

障害者のやる気がないように感じられたら

新しい仕事や業務をはじめたときには、覚えることや習得することがたくさんあって、仕事に対するやる気やモチベーションを保ちやすいですが、仕事に慣れてきたり、定型的な業務など、ついついマンネリ化してしまったり、やる気を失ってしますことがあります。

それは、障害者雇用の中でも、見られることです。そんなときに活用したいのが、仕事に関連する勉強をしたり、資格取得や、パソコンなどの特定のスキルアップを図ることです。自発的に自身の能力を磨くことで、やりがいを見つけることもできます。

障害者技能大会(アビリンピック)は、障害者が仕事をおこなう中で身につけた技術を競う競技大会で、毎年開催されています。企業の中には、積極的にアビリンピックへ出場することで、スキルアップやモチベーションアップにつなげようとしているところもあります。いろいろな競技種目があり、業務に応じた種目に出場することができます。

参加することのメリットとしては、業務に関するアビリンピック種目の出場を目指して、スキルアップやモチベーションアップをはかれること、アビリンピックに参加することで、他の人のスキルや技能を間近に見ることができ、自身の技術レベルを知ることや、視野が広くなる、他の人から刺激を受けることなどがあげられます。

今年、2020年も開催されることが決まっており、その概要や、競技内容について見ていきたいと思います。

障害者技能競技大会(アビリンピック)とは

アビリンピックは、「アビリティ」(ABILITY・能力)と、「オリンピック」(OLYMPICS)を合わせた造語で、障害者の技能を競う大会のことです。

各都道府県で開催される地方アビリンピックと、各地の代表が集う全国アビリンピック、また4年に1度開催される国際アビリンピックがあります。

全国アビリンピックは、1972(昭和47)年から始まり、国際アビリンピック開催の年度を除いて毎年開催され、今大会で40回目を迎えています。国際アビリンピックは、直近では2016(平成28)年3月にフランス共和国ボルドー市にて第9回大会が開催され、来年5月には、ロシア連邦モスクワ市にて、第10回国際アビリンピックが開催される予定となっています。

2020年度のアビリンピック

今年の全国アビリンピックは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、無観客でおこなわれます。

会場で直接見ることはできませんが、WebでLIVE配信がおこなわれます。また、今大会から、種目に「パソコン組立」「写真撮影」が加わっています。

第40回全国アビリンピック開催概要

日程

11月13日(金)開会式
11月14日(土)技能競技
11月15日(日)成績発表

場所

愛知県国際展示場 展示ホールE・F

※新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、無観客での開催となります。開会式、技能競技および成績発表の様子はWebでLIVE配信されます。

技能競技種目

競技数は、25種目です。今大会から新たに「パソコン組立」と「写真撮影」が追加されます。また、従来通り、「洋裁」、「家具」、「義肢」などの『ものづくり』関連、「データベース」、「ワード・プロセッサ」などの『IT』関連、「フラワーアレンジメント」、「喫茶サービス」などの『サービス』関連といった、さまざまな職業に関係する技能競技が行われます。

まとめ

日々の仕事に慣れてしまってやる気やモチベーションが下がっているときに、どのようにアビリンピックが活用できるのかについて、見てきました。

障害者を雇用する企業の中では、清掃や喫茶など、会社の業務と併せてこのアビリンピックを目標として活用しているところも多くあります。活用できる場合には、情報収集してチャレンジしてみることもできるでしょう。

とは言っても、社員の全員が参加するというわけにもいきません。そんなときには、社内研修やモチベーションを上げる仕組みを作ることが有効的です。障害が重い場合でも、仕事に対する評価や、他の人からどのように見られているのか、社内の存在感などは、誰でも気になるものです。社内の仕組みを上手に作ることによって、仕事内容の変化はなくても、やる気やモチベーションを上げることは十分にできます。

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参考

アビリンピックとは~障害者雇用における活用方法~

アビリンピック 配信ポータルサイトアドレス
→ https://abilympics.jp

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