障害のある学生が高等教育を受ける機会は増えており、独立行政法人日本学生支援機構の調査によると約35,000人ほどの学生が大学等で学んでいることが示されています。
このような状況に対応するため、近年、大学では障害のある学生のサポートを行っています。特に、発達障害の学生に対しては、学生本人に対する授業のサポートや、教員に対して事前に講義で配慮すべき点や合理的配慮のガイダンスを実施するなどの配慮が見られています。
とはいえ、高校までの教育と大学の教育は違った点も多く、自由度が高い分、学生本人が決めなければならないことも多くあります。
このような状況を踏まえ、東北大学では、発達障害があり、東北大学に進学を希望する方や、東北大学に限らず大学で学ぶことに興味がある方を対象とした大学準備講座 1DAY トライアルを開催するようです。
また、京都大学では、京都大学の受験を予定・検討している学生、既卒生を対象に京都大学での学びやキャンパスライフを知る機会となるイベントを準備しています。
東北大学 大学準備講座 1DAY トライアル
目的
模擬授業や先輩学生との交流を通して参加者の皆様が大学へのイメージを膨らませ、進学準備や進路選択に役立てられることを目的として開催。
開催概要
日時: 2022年8月6日(土) 9:50~15:10
会場: 東北大学 川内北キャンパス
対象者:発達障害があり、東北大学に進学を希望する方や、本学に限らず大学で学ぶことに興味がある方(高校生・既卒者)
定員:10名程度(※申込みは先着順。定員に達した場合、申込みを締切ることがあります。)
参加費:無料
申込み締切:7月22日(金)
プログラム概要:
模擬授業
・高校と大学の違い、大学について学ぶ
・自分の得意・不得意、大学での支援を知る
先輩の体験談を聞く(座談会)
個別相談会(希望者のみ)
(※内容が変更になる場合があります)
詳細はこちらから
発達障害のある高校生・既卒者向け 大学準備講座 1DAY トライアル!(8/6開催)
京都大学 障害のある高校生対象にオンライン個別相談を実施
京都大学では、障害のある高校生を対象に、京都大学での学びやキャンパスライフについて、より具体的な見通しをもってもらうことを目的とした企画を実施しています。2020年から毎年いろいろな視点で京都大学を知ってもらえるよう、個別相談をはじめとした様々な企画を準備しているようです。
Sketch Weekは、次のような意味があります。
※タイトルの「Sketch」には、それぞれ意味を込めています。
S:Student’s life(障害のある大学生の生活を聞いてみよう)
K:Kyoto University(京都大学の支援の仕組みを知ろう)
E:Education & Accommodation(学ぶために必要な調整事項を考えよう)
T:Trial(色々な支援リソースを試してみよう)
C:Check(京都大学の施設や設備をチェックしよう)
H:Here you go!
出典:高大接続・移行(京都大学 学生総合支援機構 学生相談部門)
目的
障害のある高校生を対象に、京都大学での学びやキャンパスライフについて、より具体的な見通しをもってもらうことを目的として開催。
開催概要
日時:2022 年 8 月 1 日(月)~5 日(金) 毎日 9 時から 17 時
実施方法
・対面形式、またはオンライン形式(Zoom(オンラインミーティング))
対象
・障害のある高校生および既卒生(京都大学の受験を予定・検討している方)
・上記対象者の保護者または学校関係者
プログラム
・個別相談 (対面/オンライン)
・大学キャンパス Check (対面/オンライン)
・セミナー(保護者、学校関係者対象)
詳細はこちらから
障害のある高校生対象 「Sketch Week 2022~自分らしい大学生活を描く~」 開催概要
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