障害者枠で採用を目指す人は、コロナ禍の中でどう動く

障害者枠で採用を目指す人は、コロナ禍の中でどう動く

2020年10月17日 | 障害者枠で就活

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障害者枠で働きたいと思っているけれど、コロナ禍の影響で採用枠が少なくなっている、新規求人が見つからない、採用が進んでいた企業の就職活動がストップしているという声を聞きます。

コロナ禍の中で、障害者枠で働きたい人は、就職活動や今後に向けてどのような準備を行なうことができるのでしょうか。

障害者枠で働きたい人は、コロナ禍の中でどう動く

新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言が出されてから、企業の雇用に関する影響も日々大きくなってきています。

新規求人数は、障害の有無に関わらず大幅に減り、選考が途中でストップしてしまったという人もいます。このような状況の中で、就職活動をどのように進めていけばよいのかについて、考えていきたいと思います。

まず、把握しておきたいのが、現在の雇用状況です。

これは、厚生労働省が発表している9 月 25 日現在、雇用調整の可能性がある事業所数の発表です。 99,889 事業所、新型コロナウイルス感染症に起因する解雇等見込み労働者数は 60,923 人となっています。

※1 都道府県労働局の聞き取りや公共職業安定所に寄せられた相談・報告等を基に把握した数字であり、網羅的なものではない。

※2「雇用調整の可能性がある事業所」は、都道府県労働局及びハローワークに対して休業に関する相談のあ った事業所(当面休業を念頭に置きつつも、不透明な経済情勢が続けば解雇等も検討する意向の事業所も 含む。)

※3「解雇等見込み」は、都道府県労働局及びハローワークに対して相談のあった事業所等において解雇・雇止 め等の予定がある労働者で、一部既に解雇・雇止めされたものも含まれている。

※4 括弧内は前週からの増加分である。

※5 非正規雇用労働者(正規雇用労働者以外の、パート、アルバイト、派遣社員、契約社員、嘱託等)の解雇等 見込み数は、5月 25 日より把握開始しており、解雇等見込み労働者総数の内訳になっているものではない。

出典:新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響に関する情報について(厚生労働省)

また、業種別にみた解雇等見込み労働者数、雇用調整の可能性がある事業所数は、次の用になっています。

出典:新型コロナウイルス感染症に起因する雇用への影響に関する情報について(厚生労働省)

これを見ると、製造業、飲食業、小売業、サービス業、建設業等への影響が大きくなっていることがわかります。これらの業種では、採用がしばらく厳しいことが予想されます。

障害者雇用に積極的な会社にアプローチしてみる

しかし、コロナ禍で一般的に厳しい状況はあっても、すべての企業で採用をストップしているわけではありません。先ほどみたような業界では厳しいことが予想されますが、このコロナ禍で売上が伸びている企業もあります。どんな業界が伸びているのかなどを見ると、採用してくれやすい業種が見えてくるかもしれません。

また、東洋経済では、毎年「障害者の雇用」に積極的な企業ランキング100を発表しており、先日もそれが発表されています。このような企業の中から、障害者雇用に積極的な企業かどうかや、障害者が活躍できるような体制づくりをしていることが伺えることができますので、ここからアプローチできそうなところを探すこともできます。

今年発表された企業については、この記事の最後の参考にリンク先を記載していますので、関心があれば見てください。

大企業では、アニュアルレポートの中に、CSR報告を盛り込んでいるところもあります。このような情報も参考になるでしょう。

人材紹介会社に登録する

障害者枠で働きたい人向けの人材紹介会社に登録することもできます。人材紹介会社は、人材コンサルタントが面談などを通して、条件に合った会社をいくつか紹介してくれるサービスです。また、履歴書の書き方や面接のアドバイスや、企業の面接設定をサポートしてもらうことができます。

これらは、すべて無料でおこなわれます。なぜ、無料で人材紹介を受けられるのかというと、人材紹介会社は、企業に人材紹介を行った成功報酬として、就職が決まった人の年収の30%前後の金額を採用企業から得るというビジネスモデルをとっているからです。

ですから、人材紹介会社をしっかり活用して、就職活動をサポートしてもらうのもいいと思います。

ただ、注意しておくべきこともあります。それは、人材紹介会社は、ビジネスを行っているので、成約件数を伸ばして売上を拡大したいと思っていますし、個々の人材コンサルタントには成約目標もあります。転職希望者は、いくつかの人材紹介会社に登録していることも少なくありませんので、競合他社に奪われたくないという気持ちもあります。

転職についての有益な情報や、現在の動向などについても教えてくれるものの、それらの情報を鵜呑みにするのではなく、自分でも情報を調べて、本当に自分にも当てはまるのか、情報を取捨選択することが必要です。

また、人材紹介会社によって、得意な業界や、取引のある企業などは違いますので、1つの人材紹介会社ではなく、複数の人材紹介会社を登録して、比較するのもいいでしょう。

障害者枠で働く人に人気がある人材紹介会社はこちらです。

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先ほど、東洋経済の「障害者の雇用」に積極的な企業ランキング100についてふれましたが、1位のゼネラルパートナーズが運営しているのが、アットジーピー(atGP)になります。自社でも障害者雇用を積極的に行っており、障害者雇用に詳しいことからも安心できると思います。

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まとめ

コロナ禍の中で、障害者枠で働きたい人は、就職活動や今後に向けてどのような準備を行なうことができるのかについて考えてきました。

まず、大切なのが情報収集です。企業がコロナの影響をどのように受けているのかを日々のニュースや信頼できるところからの情報収集をするようにしてください。国から発表される統計などは参考になるでしょう。

また、それらの情報から、どのように動いたら効果的なのかを考えることです。そして、障害者雇用に積極的な会社にアプローチしてみることや、人材紹介会社に登録して、そこで動いてみることができます。

ただ、思い通りの結果が出ないからといって焦らないでください。今は、企業の働き方も大きく変化しており、企業で働いている人もその変化に対応できるのかと心配していることが多くあります。もし、体調や精神的な部分で不安があるようであれば、就職の準備をすることが大事な時期もあります。

参考

障害者雇用に積極的な企業ランキングが発表

「障害者の雇用」に積極的な企業ランキング100(東洋経済ONLINE)

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