松井 優子, 障害者雇用ドットコム 投稿者 - 5ページ目 (106ページ中)

松井 優子

いい人がいるのに職場が疲れる理由|属人化の正体とは?

いい人がいるのに職場が疲れる理由|属人化の正体とは?

いい人がいるのに、なぜ現場は楽にならないのか これは「冷たい会社」の話ではありません。むしろ逆です。 ・面倒見のいい管理職がいる。 ・頼まれたら断らずに引き受けるリーダーがいる。 ・人事も一つひとつ誠実に向き合っている。 ・現場にも思いやりがあり、「困っている人を放っておけない」空気がある。 表面的に見れば、悪い要素は見当たりません。人としては、むしろ理想的です。 それなのに—— ✔ 負担はなぜか偏る。 ✔ 判断のたびに空気が重くなる。 ✔ 会議では慎重さが増し、言葉が減る。...

管理職の対応がバラつく本当の理由は“能力差”ではない

管理職の対応がバラつく本当の理由は“能力差”ではない

この記事でわかること 管理職の対応が人によってバラつく理由は、管理職一人ひとりの能力差だけではありません。多くの場合、「何を基準に判断するのか」「どこまで現場で対応するのか」「どこから人事や上位者に相談するのか」が整理されていないことが原因です。問題は人の力量ではなく、判断を支える構造にあります。 管理職の対応がバラついて見える理由 能力差では説明できない組織の現象 人事や管理職に負担が集中する構造 判断を個人任せにすると何が起きるのか 管理職研修の前に整理すべき判断設計 管理職の対応がバラつくのは、能力差だけが原因ではない...

研修や制度を増やしても職場が楽にならない理由~負担はなぜ減らない?

研修や制度を増やしても職場が楽にならない理由~負担はなぜ減らない?

「もう十分やっているのに楽にならない会社」の話 これは「何もしていない会社」の話ではなく、“やるべきことは一通りやった会社”に起きている現象です。 ・研修もやった。 ・管理職向けの勉強会も実施した。 ・面談の機会も増やした。 ・制度も整え、ルールも作った。 ・外部講師を呼び、理解を深める機会も設けた。 ・相談窓口もつくり、声を拾う仕組みも整えた。 取り組むべきことは、ひと通りやってきた。「何かやらなければ」と動いてきた会社ほど、ここに当てはまります。...

配慮の話題で職場の空気が重くなる会社の共通点~善意が疲労に変わる構造~

配慮の話題で職場の空気が重くなる会社の共通点~善意が疲労に変わる構造~

「配慮が大事」この言葉に反対する人は、ほとんどいません。 多様性が求められる時代だということも、誰かが困っているなら支えたいという気持ちも、現場の多くの人がすでに理解しています。 企業の理念にも、行動指針にも、「尊重」「支援」「思いやり」といった言葉は並んでいる。制度も整え、研修も行い、取り組みとしては“正しい方向”に進んでいるはずです。 それなのに——会議で「配慮」の話題が出た瞬間、場の空気がふっと変わることがあります。 ・さっきまで普通に出ていた意見が減る。 ・視線が資料に落ちる。...

管理職が限界になる職場で起きている共通現象ー不調者増加の原因とは?

管理職が限界になる職場で起きている共通現象ー不調者増加の原因とは?

ここ半年で、ある種類の相談が明らかに増えています。 「不調者が同時に複数出ている」 「管理職が限界に近い」 「人事が調整だけで手一杯」 「このままでは回らなくなるのではないか」と、現場から声が出ています。 業界も規模も違うのに、出てくる言葉が同じです。 一つひとつを切り取れば、どの会社でも起こり得る“個別の出来事”に見えます。人が変わったのかもしれない。たまたまタイミングが重なったのかもしれない。最近の働き方の変化の影響かもしれない。このように整理することも、決して間違いではありません。...

メンタル不調対応が遅れる職場の共通点|制度があっても動けない理由

メンタル不調対応が遅れる職場の共通点|制度があっても動けない理由

社員の不調には気づいている。それでも人事への共有や産業医への相談、その後の勤務調整で対応が止まることがあります。制度を増やす前に、誰が情報を受け取り、何を判断し、誰が実行するのかを組織として整理する視点を解説します。

障害者雇用が難しい理由は“人材”ではなく組織設計にある

障害者雇用が難しい理由は“人材”ではなく組織設計にある

企業の戸惑いは自然な反応です— 難しくなったのではなく、問われる場所が変わった 障害者雇用に真剣に取り組んでいる企業ほど、ある共通した戸惑いを抱えています。 「思っていたより難しい」 「現場が疲れてきている」 「担当者がずっと抱え込んでいる」 制度を理解し、採用も進め、配慮もしている。それでも、なぜか手応えが軽くならない。むしろ、関わる人ほど消耗していく――。こうした声は、決して珍しいものではありません。 そしてここで大切なのは、企業が未熟だから起きているわけではない...

障害者雇用は、組織の“成熟度”を映す鏡である― 進む企業と止まる企業を分ける“構造”の違い ―

障害者雇用は、組織の“成熟度”を映す鏡である― 進む企業と止まる企業を分ける“構造”の違い ―

障害者雇用についての相談を受けていると、企業ごとに“明確な差”が見えてきます。 同じ制度のもとで、同じ法改正に対応し、同じように人材確保に悩んでいるはずなのに、自然に進んでいく企業と、「何から手をつけていいかわからない」と立ち止まってしまう企業に分かれていきます。 これは、制度が複雑だからでしょうか。担当者の熱意が足りないからでしょうか。企業規模の違いでしょうか。実際の現場を見ていると、そうとも言い切れません。...

障害者雇用は、なぜ「難しいもの」になってしまったのか ─現場の戸惑いを生む前提の正体

障害者雇用は、なぜ「難しいもの」になってしまったのか ─現場の戸惑いを生む前提の正体

J-WAVE「STEP ONE|ON THE EDGE」に出演しました J-WAVE「STEP ONE|ON THE EDGE」出演(2026年1月21日) テーマ:障がい者雇用の現状と問題点 制度改正や雇用率の推移といった数字を整理しながら、現場でなぜ戸惑いや判断の重さが解消されないのかを、「人の問題」ではなく「前提やマネジメント設計の問題」としてお話ししました。 障害者雇用を、特別な配慮や善意の話として切り分けるのではなく、多様な人が働く時代において、仕事や判断をどう設計するかという視点から整理しています。...

判断が止まる組織で起きていること|担当者がいないと決められない理由

判断が止まる組織で起きていること|担当者がいないと決められない理由

目の前の仕事は回っている。しかし、担当者がいなければ誰も次の判断ができない。「回っているのに、決まっていない」状態を、個人の判断力ではなく、判断基準・役割・権限の置き方という組織の視点から整理します。