障害者のIT技術者を育成し、紹介するビジネスがスタート 

ソフト開発のNTTデータイントラマートは、三菱商事の障害者雇用の特例子会社の三菱商事太陽と組み、障害を持つIT(情報技術)技術者の仲介サービスを始めたことを明らかにしました。

企業にとってはIT人材の不足に悩んでいることを解決するとともに、就職したい障害者にとってはスキルアップを支援するとともに新たな働く機会を得ることができるという、相互にメリットがあると考えられます。また、これを機に多様な人材の就労機会を広げることにもつがる可能性があります。

ここでは、障害者のIT技術者を育成し、紹介するビジネスについての概要や障害者を対象としたIT技術者育成プログラムについて説明していきます。

障害者のIT技術者を育成し、紹介するビジネスモデルの概要

ソフト開発のNTTデータイントラマートは、三菱商事の障害者雇用の特例子会社、三菱商事太陽と連携して、障害者のIT技術者を育成し、紹介してサービスを提供します。今年の5月までに最初の人材を企業に紹介することを予定しています。

就労を希望する障害者には、プログラミング技術などを習熟できるように、NTTデータがeラーニングの教材を提供し、その受講料は三菱商事太陽が負担することになります。また、IT技術者の雇用を求める企業に対しては、就労しやすい在宅勤務を整えられているか等の体制整備に加えて、障害者の雇用実績などをチェックされ、審査を通過する必要があります。このようなプロセスを経て、両者のマッチングが行われます。

マッチングでは、まず審査を通過した企業は、実際の業務を想定した課題をつくります。そして、勤務希望者はその課題をクリアしたうえで、企業へ紹介される仕組みになっています。

出所:障害持つIT技術者の紹介 三菱商事系とNTTデータ系(日経新聞2019/1/10 )

仲介サービスを提供した背景

このビジネスモデルでは、三菱商事太陽は雇用契約が成立した場合に企業から想定年収の一部を紹介手数料としてもらう仕組みとなっています。また、企業から要望があれば、在宅勤務で必要となるシステム環境の整備などをオプションとして追加提供されます。

三菱商事太陽では、従業員112人のうち70人が障害を持つ従業員が活躍しています。そして、その多くがシステム開発・運用などのIT関連業務に携わり、三菱商事の人事系システムの開発などを行っています。2018年6月から、自社のIT技術者の不足を補うため、NTTデータイントラマートと連携してきた実績があり、在宅勤務型の従業員の採用に力を入れてきました。2019年度には20人程度の採用を見込んでいます。このような実績やノウハウを社外にも展開して、仲介サービスを事業化することにしました。

また、システム開発案件の増加などによって、IT技術者の不足に悩む企業は多くなっています。経済産業省の外郭団体である情報処理推進機構の「IT人材白書」18年版によると、IT企業、一般企業ともに、8割以上が「大幅に不足」「やや不足」と感じていることが示されています。

企業における障害者雇用は、企業の規模にかかわらず厳しくなってきており、障害者の法定雇用率の達成に困っている企業や専門職の採用を希望する企業にとってもよいニュースとなりそうです。

【Webアプリ技術者養成コース】の募集

三菱商事太陽が、Webアプリ構築・運用技術のintra-martのe-learning研修を実施し、履修、修了認定を受けた受講者に対して、イントラマートパートナー企業の選抜を行った上で、在宅型システムエンジニアとして就労する機会があります。

対象者は障害者となっており、所定の教育費用は三菱商事太陽が負担します。

研修概要

スクリプト開発マスターコース
クラウド開発環境を使用して実際に開発を行いながら、スクリプト開発の基礎から応用、
IM-Workflowのプログラミングまで全て学習することができるコースです。受講可能期間が約2ヶ月となっており、自宅でe-learning研修により学ぶことができます。

研修期間

2019年1月1日~2019年3月31日までの期間の内、任意の2ヵ月間(予定)

研修方法

インターネット経由でのe-learning研修になります。学習の中で生じた疑問点は指導担当者が電話、FAX、メール等を利用してサポートします。

研修内容

スクリプト開発基礎研修

•スクリプト開発モデルの基本
•データの参照
•e Builderプロジェクト作成
•データの登録
•Hello Worldをつくろう

スクリプト開発応用研修

•顧客マスタメンテナンス画面の作成(一覧)
•IM-共通マスタ連携
•IMBox連携
•顧客マスタメンテナンス画面の作成(登録・更新・削除)
•ログ出力
•共通関数
•本番環境へのデプロイ

IM-Workflow導入研修

•ワークフロー初期設定
•動的承認ルートの作成
•ワークフロー

アプリケーション登録

•分岐ルートの作成
•ルート設定
•代理理設定
•参照者設定

IM-Workflowプログラミング(スクリプト開発編)研修

•申請画面作成
•標準画面を使わない申請
•アクション処理作成
•ユーザプログラム
•処理画面・詳細画面作成
•処理対象者プラグイン
•案件プロパティの利用

応募について

応募書類

申込方法は、下記の応募書類をメールにて応募
① 履歴書、身上書(市販の書式に準ずる形で作成されたもの)
② 申込用紙
③ スキル確認用紙
④ 簡単な自己紹介(書式・形態とも自由)

書類の送付先、書式等は、下記から確認してください。
Webアプリ技術者養成コース(締切1月31日)

応募条件

応募条件(前提条件)は以下の通りです。
・障害者手帳を持っていること
・自宅にPC(Windows10またはWindows7)を保有し、インターネット接続環境があること
・イントラマートパートナー企業への就職(在宅就労を含む)を希望し、週20時間以上働ける方
・以下の技術スキルがある方
・HTMLの記述が出来る
・JavaScriptでプログラミング開発が出来る(もしくはJava)
・SQLの基本事項を理解している
・Webシステムの開発

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