HRプロの連載記事として執筆した【障がい者雇用&戦力化の教科書】(全7回)について、まとめました。
第1回:企業の障がい者雇用は組織として対応すべき
企業における障がい者雇用が進みつつあります。しかし、障がい者を雇用したものの、どのように組織の中で活躍してもらえばよいかと悩んでいる企業は少なくありません。そこで、法定雇用率を達成したことで満足するのではなく、さらに一歩進んで、雇用する障がい者をどのようにすれば戦力化できるのかについて、今回から7回連続で考えていきたいと思います。
1回目として、「なぜ、障がい者雇用を組織として取り組む必要があるのか」について考えていきます。
第2回:社内の障がい者雇用の理解を引き出すために有効的な方法
「障がい者雇用&戦力化の教科書」2回目は、「社内の障がい者雇用に対する理解をどのように引き出すことができるのか」について見ていきます。障がい者雇用を会社の中でうまくいかせるためには、障がい者本人の努力も必要ですが、受けいれる職場の環境を整えることも大切です。
しかし、社内の障がい者理解は自然に進むものではありません。一緒に働く社員の協力を得るために、社内全体の障がい者雇用に対する理解を深めることが必要です。どのような方法が効果的なのか、会社全体で理解を深められるのかについて考えていきましょう。
第3回:障がい者の仕事内容はどのようにして作り出せばよいか
「障がい者雇用&戦力化の教科書」第3回目は、「障がい者の仕事内容はどのようにして作り出せばよいか」という点について考えていきます。障がい者がおこなう業務で悩んでいるのは、はじめて障がい者を雇用しようとする企業だけではありません。障がい者雇用をしているものの、今後さらに採用を進める必要がある企業でもよく課題となることです。
今までと同じ状態のまま、現状の業務を障がい者のために切り出すことは難しいかもしれませんが、少し考え方を柔軟にすると、業務全体を見直したり、組み替えたりすることができたりするものです。社内の業務を切り出すために役立つ視点や考え方を紹介していきます。
第4回:障がい者を採用するときに面接で確認しておきたいポイントとは
「障がい者雇用&戦力化の教科書」第4回目は、「障がい者を採用するときに面接で確認しておきたいポイント」についてお伝えしていきます。障がい者の採用面接のときに、どこまで何を聞いてよいのかと悩んでしまう採用担当者は少なくありません。
採用面接なので、もちろん仕事のスキルや今までの経歴について聞く必要性はわかっているものの、障がいの程度や配慮すべき点については、どのようなことを企業が把握しておくべきなのか、また、どのように聞いたらよいのか、不安を感じるからでしょう。
ここでは、障がい者雇用に関する面接で確認しておきたいことや聞き方のポイントについて説明していきます。
第5回:企業と障がい者のミスマッチをなくすために必要なこと
「障がい者雇用&戦力化の教科書」第5回目は、「企業と障がい者のミスマッチをなくすために必要なこと」についてお伝えします。
障がい者雇用の現場を見ていると、残念ながら企業が配慮しているつもりでも、雇用している障がい者にそれが伝わっていなかったり、反対に、働く障がい者側からは、会社に配慮してほしいことを伝えているにもかかわらず配慮されていないと感じていたりすることがよくあります。
このようなボタンの掛け違いをなくすためにはどうしたらよいのでしょうか。ミスマッチを防ぐためのポイントを見ていきたいと思います。
第6回:人事部門が精神障がい者の配属先をサポートする方法
障がい者雇用の中でも、精神障がい者の比率が年々増えています。そのため、これから新たな障がい者採用を考えるときには、精神障がい者の雇用を検討することが多くなるでしょう。一方で、受けいれる職場では、どのように接したらよいのかと不安に感じたり、戸惑ったりしている様子もよく見受けられます。
ここでは、精神障がい者がいる職場でよく耳にする課題について見ていくとともに、精神障がいのある人と職場で一緒に働く部門や担当者をどのようにサポートできるのかについて説明していきます。
第7回:障がい者に戦力となってもらうために考えておきたい点とは
連載コラム「障がい者雇用&戦力化の教科書」をお読みいただきありがとうございます。この7回目は最終回となります。今までのコラムでは、障がい者雇用は組織で取り組むべき必要があることや、社内の理解を引き出す方法、障がい者の業務の切り出し方や、採用面接で確認しておきたい点などについて見てきました。これらに取り組むことによって、職場の環境はかなり整えることができると思います。
今回は、その職場で「どのように障がい者に戦力となってもらうか、ステップアップの場を作ることができるのか」について考えていきたいと思います。
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