2019年度の国家公務員試験の障害者枠の応募者が4574人であったことを人事院が発表しました。採用予定は31機関の常勤職員248人で、競争率は18倍となっています。中央省庁の雇用水増し問題を受けた募集となり、昨年2018年度に続き2回目となります。
2018年の試験では、2次試験の面接が締め切り日前に応募ができなくなるなど、公平さの点が課題が指摘されました。そのため今回は、2次試験にルールが定められることになっています。
ここでは、2019年の国家公務員障害者枠の倍率や選考の概要についてみていきます。
2019年度の倍率は18倍
2019年度の国家公務員試験の障害者枠の応募者が4574人あり、内訳は精神障害者が64%、身体障害者が34%、知的障害者が2%となりました。
勤務地域別の応募者は、関東甲信越1966人(採用予定127人)、近畿794人(同28人)、九州511人(同17人)の順に多くなっています。
1次選考は9月15日、全国9都市で筆記試験を実施され。各府省の面接による2次選考を経て、11月26日に合格者が発表されます。
一次選考通過者の決定方法
・基礎能力試験(多肢選択式)については、正解数を得点とする(合計30題のため満点は30点となる。)。
・作文試験については、得点を算出せず、合否の判定のみを行なう。
基礎能力試験が原則として満点の30%以上である者のうち、作文試験に合格した者について、基礎能力試験の得点の上位から第1次選考通過者を決定します。(なお、合格者は、第1次選考通過者を対象にした各府省の採用予定機関が実施する個別面接等(第2次選考)の結果に基づいて決定されます。)
2次選考の概要
昨年度は、2次選考が締め切り前に応募できなくなるなどの問題が発生しましたが、今回はそれを踏まえて、ルールが定められることになりました。
昨年度の2次選考の課題については、こちらから
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障害者向けの国家公務員試験で面接の予約ができず、受験者からは困惑や不満の声
2次選考のルール
1.受験者は、第1次選考時に面接を希望する機関を3つまで選択し、面接日を人事院が調整
2.第1次選考通過発表時に、人事院から受験者に、面接を希望した機関の面接日を通知
3.採用予定機関からの内定の提示及び受験者による内定の受諾については、面接後の決められた日時に統一
ここ写真
注意事項
1.面接時間等の調整や内定の受諾連絡等の詳細な手続は、第1次選考の際に案内します
2.面接希望者数の状況により、面接期間が延長され、内定の提示連絡等の日程が変更となる場合があります
3.採用予定機関が調整期間に追加の面接を実施する場合、人事院ホームページにおいて追加の面接を実施する採用予定機関を公表します
第2次選考に関するQ&Aについてはこちら
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第2次選考に関するQ&A
出所:国家公務員 障害者選考試験【第2次選考ルール】(人事院)
まとめ
2019年度の国家公務員試験の障害者枠の応募者が4574人であったことを人事院が発表しました。採用予定は31機関の常勤職員248人で、競争率は18倍となっています。
昨年の試験では、2次試験の面接が締め切り日前に応募ができなくなるなど、公平さの点が課題が指摘されました。そのため今回は、2次試験にルールが定められました。
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