松井 優子, 障害者雇用ドットコム 投稿者

松井 優子

「精神」と「知的」どのように違う?─同じ“教え方”では難しい理由

「精神」と「知的」どのように違う?─同じ“教え方”では難しい理由

「前に入った知的障害のある社員には、同じ説明でちゃんと伝わったのに…」 「何度も説明しているのに、精神障害の社員にはどうもピンときていない感じがする…」 「どう関わればいいか分からず、職場全体がちょっとぎこちない空気になっている…」 障害のある社員とともに働く職場では、こうした“教え方や関わり方の悩み”を耳にすることが増えています。特に「精神障害」と「知的障害」の違いをあまり意識しないまま接してしまうと、良かれと思ってやっていることがうまく伝わらず、関係性がギクシャクすることも少なくありません。...

精神障害と体調不良─現場が戸惑わないための採用・配置・働き方の工夫

精神障害と体調不良─現場が戸惑わないための採用・配置・働き方の工夫

「昨日まで元気そうに働いていたのに、今日は突然欠席の連絡が来た」 「やる気はあるのに、出勤が安定しない」 「大事な時期なのに、急に体調を崩してしまって…」 精神障害のある社員と一緒に働く現場では、こうした“体調の波”に関する悩みの声が多く聞かれます。本人も努力しているのは伝わる。でも、仕事はチームで動いており、他の社員とのバランスや業務の進行を考えると、正直、戸惑いや不安を抱える現場も少なくありません。...

精神2級は重い?精神障害者手帳の2級・3級の違いと採用の考え方

精神2級は重い?精神障害者手帳の2級・3級の違いと採用の考え方

精神障害者の雇用が広がるなかで、「精神障害者保健福祉手帳の2級」と聞くと、「重い障害なのではないか」「働くのは難しいのでは」と、不安に感じる企業担当者は少なくありません。 特に、これまで身体障害や精神障害者3級の雇用には取り組んできた企業でも、「2級」と聞くと一段階ハードルが上がったように感じられることがあります。「職場に支障が出るのでは」「対応が難しいのでは」という声が現場から上がることもあります。...

“伝わらない”を“わかる”に変えるー発達障害者と関わるときの3つのヒント

“伝わらない”を“わかる”に変えるー発達障害者と関わるときの3つのヒント

発達障害のある部下との日々に、戸惑いやストレスを感じている人は少なくありません。 企業として障害者雇用に取り組む姿勢はある。本人も真面目に頑張っている。それでも、現場ではこうした声が上がることがあります。 「正直、うちには合わなかったかもしれない…」 「採用してしまったのは、失敗だったのでは…」 このような気持ちを持つことに罪悪感を抱いたり、あるいは、周囲の社員がぎこちなくなったり、職場の空気が重くなったり、 “何かがおかしい”のに、言葉にできない不安を感じているかもしれません。...

手帳の種類で変わる?障害者雇用のカウント基準を正しく理解しよう

手帳の種類で変わる?障害者雇用のカウント基準を正しく理解しよう

障害者雇用制度はそのものは知っていても、実務の場面でこれはどうなんだろうと判断に迷うことがあるかもしれません。とくに最近では、法定雇用率の引き上げや制度改正も相次ぎ、最新情報を正確に押さえておく必要性が高まっています。 今回は、企業で障害者雇用に携わる担当者の方が知っておきたい「法定雇用率とは何か?」を軸に、「障害者手帳」や「算定対象者」の基礎知識といった、制度の“基本のキ”を丁寧に、そして実務にすぐに活かせる視点で解説していきます。 YouTube Podcast 法定雇用率とは|制度の目的と現在の数値...

バリアフリーじゃなくても大丈夫!中小企業ができる障害者雇用の始め方

バリアフリーじゃなくても大丈夫!中小企業ができる障害者雇用の始め方

障害者雇用を進めたい気持ちはある。けれど、いざ取り組もうとすると、 「うちのオフィス、古くてバリアフリーじゃないし…」 「駅からも遠くて、通勤に不便だろうな」 「これまで障害者を雇ったことがない。ノウハウもない」 「社内の人たちが受け入れてくれるか不安」 そんな声が、地方の中小企業ではよく聞かれます。 実際、障害者雇用の事例を調べてみても、大手企業や大都市圏の先進的な取り組みばかりが紹介されていて、...

障害者雇用=特別扱い?“誰もが働きやすい”を考える研修のカタチ

障害者雇用=特別扱い?“誰もが働きやすい”を考える研修のカタチ

「研修」と聞くと、なんとなく身構えてしまう。そんな経験はないでしょうか。特にテーマが「障害者雇用」となると、特別なものと捉えがちです。この“構え”の裏には 「障害者雇用の研修」と言われた瞬間、頭の中で“特別な制度”や“専門的な知識”が必要だと感じてしまったり、心理的な距離が生まれてしまう「自分には関係ない特別なもの」だという思いや、障害に関する先入観が関係しています。...

【連載のお知らせ】「働く広場」にて全5回の連載がスタート

【連載のお知らせ】「働く広場」にて全5回の連載がスタート

4月から『働く広場』(高齢・障害・求職者雇用支援機構 発行)にて 全5回の連載を担当させていただくことになりました。 タイトルは、 「障害者雇用率向上へのヒント」です。 障害者雇用の現場で感じる「制度は整ったけれど、何かが足りない」という声に、制度で終わらせない関係づくりの視点からヒントをお届けしていきます。 第1回「企業が取り組む障害者雇用の意義と今後の動向」(2025年4月号) 制度や雇用率だけでは見えない、「人が働くことの意味」について考える導入編になります。...

障害者雇用が止まる組織、動く組織—その分かれ道はどこにあるのか?

障害者雇用が止まる組織、動く組織—その分かれ道はどこにあるのか?

「制度としては整えてあるんだけど、実際には全然活用されてないんです。」 「人事で枠だけは作ったけど、現場がついてこないんですよね…。」 「正直、担当者の私が全部抱えてしまってる状態で…どうにも動かせなくて。」 これは、障害者雇用に関わる企業の中で、ほんとうによく耳にする声です。 法律への対応、合理的配慮の方針、採用フローの整備。 「制度としての準備」は進んでいるように見えても、実際の職場の空気はどこかよそよそしく、当事者が孤立してしまうことも少なくありません。その結果、「結局、現場任せ」になってしまいます。...

【発達障害】なぜ伝わらない?合理的配慮と“期待値のズレ”を見直す視点

【発達障害】なぜ伝わらない?合理的配慮と“期待値のズレ”を見直す視点

「これくらい普通にできるでしょ」 「なんでこんな簡単なことが伝わらないの?」 障害のある社員と一緒に働く中で、そんなふうに感じてしまった経験はありませんか? もちろん、表立って怒ることはないし、できるだけ冷静に対応している。それでも心の中では、じわじわとイライラが積もっていく。そして、ふとした瞬間に「自分、心が狭いのかな…」「こんなことで腹を立てるなんて…」と、イライラしてしまう自分を責めてしまうこともあるかもしれません。...

障害者雇用の実践を学ぶ

障害者雇用支援サービス

NewsPicksトピック掲載中

お客様の声

YouTube

Podcast 障害者雇用相談室

書籍

無料メルマガ【企業向け】