松井 優子, 障害者雇用ドットコム 投稿者

松井 優子

障害者雇用がうまくいかない職場に潜む「優しさの落とし穴」

障害者雇用がうまくいかない職場に潜む「優しさの落とし穴」

「みんな優しく接している」「雰囲気も悪くない」「配慮もしている」──それでも障害のある社員が辞めていく。 この矛盾に直面したとき、多くの担当者は「もっと配慮しなければ」と考えます。しかし、問題は優しさの量ではありません。優しさが機能不全を起こす構造にあります。 本記事では、「優しい職場なのに障害者雇用がうまくいかない」という状態がなぜ生まれるのか、そのメカニズムと、優しさを機能する支援に変えるための視点をお伝えします。 「優しい職場なのに続かない」は、なぜ起きるのか...

職場のすれ違いはなぜ起きるのか|誰も悪くないのにうまくいかない理由

職場のすれ違いはなぜ起きるのか|誰も悪くないのにうまくいかない理由

配慮している。声もかけている。制度も整えた。それなのに、現場はどこかぎこちない——そんな「静かな行き詰まり」を感じたことはありませんか? 職場で起きるすれ違いの多くは、誰かの悪意から生まれるのではありません。むしろ、「良かれと思って」の行動から、静かに始まります。 ある職場で起きていたこと 田中さんは、障害のある部下・佐藤さんの様子がいつもより疲れているように見えた。「今日は負担をかけないようにしよう」と思い、頼もうとしていた仕事を自分で引き取った。...

障害者雇用で注意できない現場に共通する3つの誤解と解決策

障害者雇用で注意できない現場に共通する3つの誤解と解決策

「注意したほうがいいと分かっている。でも、言えない」 「傷つけたらどうしよう、差別だと言われたらどうしようと考えてしまう」 「結局、何も言えないまま自分が消耗していく」 障害者雇用の現場で、こうした状態に陥っている管理職や担当者は少なくありません。 そして多くの人が、こう思っています。「障害者雇用では配慮が必要だから、注意してはいけない」と。 しかし、それは違います。注意できない状態は、配慮が必要だからでも、マネジメント力がないせいでもありません。現場で共有されていない前提と構造の問題です。...

合理的配慮はどこまでやればいい?一人で悩まないための判断の軸

合理的配慮はどこまでやればいい?一人で悩まないための判断の軸

「どこまで配慮すればいいのか、基準がわからない」 「要望が増えてきて、どこで線を引けばいいのか」 「断ったら差別になるのではないかと怖い」 合理的配慮の現場で、こうした悩みを一人で抱えている担当者や管理職は少なくありません。 しかし、こうした迷いのほとんどは、配慮の内容が難しいのではなく、判断の拠り所が言葉になっていないことから生まれています。 この記事では、合理的配慮の「どこまで」という問いに対して、正解を示すのではなく、迷ったときに一人で抱え込まないための考え方を整理します。 「どこまで」で迷うのは、優しさのせいではない...

突然、障害者雇用の担当になった人が最初に知っておくべきこと

突然、障害者雇用の担当になった人が最初に知っておくべきこと

障害者雇用の担当になったが、何をすればいいかわからない、そんな方のために書きました。一人で抱え込む前に知っておいてほしいことです。 「突然、障害者雇用の担当になった」 「前任者から引き継いだが、何も整理されていない」 「人事の専門家でもないのに、なぜ自分が?」 こうした状況に置かれた人は、決して少なくありません。...

採用しても続かない障害者雇用|人事・経営が見直すべき3つの構造

採用しても続かない障害者雇用|人事・経営が見直すべき3つの構造

「採用できている」は、もう十分条件ではない 障害者雇用率は、現在2.5%ですが、2026年7月からは2.7%へと段階的に引き上げられます。 多くの企業がすでに対応に動いています。しかし、数字を満たすことに注力するあまり、見落とされていることがあります。 採用できても、定着しなければ、また採用コストがかかる。 定着しても、活躍できなければ、現場が疲弊し続ける。 現場が疲弊すれば、障害のない社員まで影響を受ける。 「採用できている」という事実は、もはや安心材料にはなりません。...

「良かれと思って」の配慮がトラブルに変わる理由と職場の判断設計

「良かれと思って」の配慮がトラブルに変わる理由と職場の判断設計

「相手のためを思って配慮したのに、なぜか不満を持たれてしまった」 「よかれと思って手伝っていたら、いつの間にか全部自分が抱え込むことになっていた」 マネジメントの現場や、障害者雇用の現場で、こんなすれ違いに悩んだことはありませんか? 担当者は一生懸命に寄り添おうとしている。相手も最初は感謝していたはず。それなのに、時間が経つにつれて関係がギクシャクし、最終的に「こんなにやってあげたのに」という徒労感だけが残ってしまう。...

精神障害者手帳2級の方を初めて採用する企業が、やっておくべき3つの準備

精神障害者手帳2級の方を初めて採用する企業が、やっておくべき3つの準備

精神障害者保健福祉手帳の「2級」の方を採用することになった。 面接も終わり、本人も意欲的。「ぜひ一緒に働きたい」という気持ちはある。でも、正直なところ、こんな不安が頭をよぎっていませんか? 「受け入れる側が、何を準備しておけばいいのか分からない」 2級だから難しい、ということはありません。 ただ、「準備なしにスタート」することは、本人にとっても職場にとっても負担が大きくなります。 この記事では、精神障害者手帳2級の方を初めて受け入れる企業が、採用前〜入社直後に整えておくべき3つの準備を解説します。...

会議は増えるのに決まらない理由|判断設計の欠如

会議は増えるのに決まらない理由|判断設計の欠如

会議は増えているのに、何も決まらない。 その原因は、「人」ではなく「構造」にあります。 同じ話を何度も繰り返している。 結論が出ず、「もう一度検討しましょう」で終わる。 その結果、現場だけが疲れていく。 こうした状態は、多くの企業で見られます。 実は、障害者雇用の相談でも、同じようなことがよく起きています。 ・合理的配慮をどうするか。 ・どこまで対応するのか。 ・現場と人事でどう進めるのか。   話し合いは重ねているのに、なかなか決まらない。 ただ、これは障害者雇用に限った話ではありません。...

障害者雇用が続かない会社の共通点──採用しても定着しない理由とは

障害者雇用が続かない会社の共通点──採用しても定着しない理由とは

「採用はできる。でも続かない」 障害者雇用の相談で、企業の担当者からよく聞く言葉です。 面接では良い人だと思った。 現場も最初は受け入れていた。 でも、数か月すると本人が辞めてしまう。 現場も疲弊し、「もう障害者雇用は難しい」と感じる。 こうした会社では、「本人との相性が悪かった」「障害特性が強かった」と考えられがちです。しかし、実際には、障害者雇用が続かない会社には共通点があります。 大切なのは、「誰を採用するか」だけではありません。採用した人が働き続けられる状態を、組織として作れているかどうかです。...

現場で迷ったときの、マネジメントの考え方を整理する

【NewsPicks】多様性を“組織の力”に変える ──障害者雇用の現場から

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