障害者雇用で同じような困りごとが繰り返されているとき、その原因は本人対応だけにあるとは限りません。
現場の管理職がその都度判断している。
人事は採用時の情報を持っているが、配属後の状況を把握しきれていない。
本人への配慮や注意の基準が、人によって変わっている。
このような状態では、障害者雇用は少しずつ現場任せになっていきます。
障害者雇用が現場任せになっているサイン
次のような状態がある場合、障害者雇用の判断が現場に偏っている可能性があります。
| チェック項目 | 起きやすいこと | 見直すべき判断 |
|---|---|---|
| 配慮の内容を現場の管理職がその都度決めている | 担当者によって対応が変わる | 配慮を決める基準 |
| 本人への注意や指導を誰も言い出せない | 不満がたまり、関係が悪化する | 仕事として求める基準 |
| 人事に相談するタイミングが決まっていない | 問題が大きくなってから共有される | 人事が関わるタイミング |
| 現場の善意でフォローが続いている | 周囲の負担や不公平感が増える | 支援の範囲と役割分担 |
当てはまる項目が複数ある場合、障害者雇用の課題は、本人対応ではなく、組織の判断基準にある可能性があります。
現場任せの状態を変えるには、判断の場所を決める
障害者雇用で大切なのは、現場がすべてを抱えることではありません。
どこまでを現場で判断するのか。
どこから人事に相談するのか。
どの配慮は組織として決めるのか。
本人に仕事として何を求めるのか。
この判断の場所が決まっていないと、同じ問題が繰り返されます。
ただし、どの基準から整えるべきかは、会社の状況によって異なります。
採用段階でズレているのか。
配属後の情報共有が不足しているのか。
管理職が一人で抱えているのか。
合理的配慮の判断が属人化しているのか。
まずは、自社のどこで判断が止まっているのかを確認することが大切です。
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