インターネットサービスのエキスパートが運営するA型事業所サンクスラボ

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2020年08月22日 | 企業の障害者雇用

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今までは、障害者雇用の仕事というと、事務的なサポート業務や清掃、印刷関連、喫茶等の職場にいなければできない仕事をつくるイメージが多くありましたが、新型コロナの影響で、障害者雇用をテレワークに切り替えようと考えている企業も増えています。

そんな中で、ご紹介したい企業があります。沖縄で、インターネットサービスの企業でありながら、A型事業所と放課後等デイサービスを運営しているサンクスラボという会社です。「IT x 福祉」で地域の活性化を図りながら、障害者雇用や障害児・者支援、また国際福祉プロジェクトを手掛けられています。

IT企業だからこそ、提案できる業務内容がありそうです。どのような仕事を手掛けているのか、見ていきたいと思います。

サンクスラボが障害者支援をはじめたきっかけとは

サンクスラボは、インターネットのビジネスを事業内容としており、その中でインターネットのサービス、ネットのゲーム、コミュニティのサービスを提供していました。
サービスを提供する中で、ネットのゲームなどのユーザーの中に、引きこもりや障害者のある方と関わることも多く、仕事を通して接点を持つことが多くなったそうです。

そこで、サンクスラボの仕事を彼らにも伝えていくことができないか・・・、そんなきっかけから、障害者雇用やサポートをするサンクスラボがスタートしました。インターネットサービスを通しながら、一緒に社会貢献性のある地域貢献や、ソーシャルビジネスも手掛けています。

過去には、厳しい時期も・・・

しかし、今までの形に至るまでには、大変な時期もあったようです。

経済誌「ForbesJapan」が、「私たちの会社は、過去の苦境をこうやって乗り越えた」というテーマのエピソードを募集したコンテストで、サンクスラボの代表をされている村上タクオ氏のエピソードが優秀作品にノミネートされました。

そのエピソードを紹介したいと思います。

2002年、インターネット時代の到来に可能性を感じた社長の私は単身起業した。戦いや競争ではなく「癒やし」をテーマにしたネットゲームを世に問い、VCから合計2億円ほどの資本を調達したのが2005年から、年商4億円ペースに手が届いたのがようやく2010年のことだった。

この頃、ネットは既にPCやガラケーからスマホへの大転換期を迎えていた。私たちもまたスマホゲームで世界への挑戦を果たすが市場の壁は厚く、数年にわたる赤字で会社は実質的な債務超過に陥る。条件変更の交渉中に銀行から見切りをつけられ、口座を凍結された時には倒産も覚悟した。

しかしこの時、私の素性を調べた銀行の支店長から待ったがかかる。駆け出しの頃に日本橋にいたこの支店長は当時、私の実家で創業100年を数える和牛割烹「日山」と付き合いがあり、社長だった亡き祖父のことを思い出したというのだ。「あの日山の息子さんが必死にやってきた会社を簡単には潰せない」、支店長は自ら再建計画に取り組んでくれた。

「固定費を半分に、赤字事業からはすべて撤退、残る事業の売上高は死守」
再建計画は大規模なリストラを含み厳しいものだった。だが1億円超の借換で月々の返済が1/3に圧縮されたことが再建への道を開く。

一方、再建計画には2つの新事業が含まれていた。自社ゲームのためいち早く起ち上げていたベトナム支社での「受託システム開発」、そして障がい等のハンデを抱えるプレイヤーたちがゲームで活躍する姿を長年見てきたことにヒントを得た「精神障がい者の自立支援」だ。資金難の折から、先立つものはクラウドファンディングに頼るしかなかった。

数年後の今、祖業のネットゲーム事業とこれらの柱がシナジーを生み、会社は再び大きく成長しつつある。100年企業の取り持つ絆と人々の想いに救われながら仲間たちと土俵際で踏ん張った経験から、私たちはいま「デジタル時代の社会貢献」へと使命をアップデートし、新たな100年企業を目指している。

出典:「私たちの会社は、過去の苦境をこうやって乗り越えた」エピソードコンテスト(ForbesJapan)

企業を継続的に運営していくときには、やはりいろいろな大変なときも乗り越えるという時期があるようです。そんな時期を越えて、今、多くの障害者の方が活躍できる場を創出されています。

企業の平均寿命は30年とも言われており、10年後に残っている企業は6%、30年以上続く確率は、0.0021%というデータもあります。そんな定説を覆して、100年企業として、精神障害や発達障害の方が、戦力となるような企業でとしていてほしいと思います。

次に、具体的にどのような仕事内容があるのかについて見ていきます。

A型事業所サンクスラボでの仕事内容

A型事業所とは、障害者総合支援法における就労系障害福祉サービスの1つで、就労継続支援A型事業のことを指します。

就労継続支援A型事業所では、雇用契約を結んで働くため、障害福祉サービスの1つではあるものの、一般就労と同じく最低賃金額以上の給料が保障されることになります。また、雇用契約を結んで働くので、労働基準法などの労働関係法規等の適用を受ける「労働者」として扱われることになります。

どのような仕事をするのかは、A型事業所によって異なりますが、清掃や農作業、袋詰めやシール貼り、封入、ピッキング、梱包・出荷、仕分け・梱包、部品加工などの軽作業、喫茶店などの飲食関連、クリーニングなどが多くなっています。

サンクスラボでは、会社の事業がインターネットビジネス、ITに関するものなので、A型事業所でもインターネットを通して楽しく働くことを大切にしています。インターネットサービスのコミュニケーションに関わる仕事もあり、ゲームやパソコンに興味のある方が、未経験者でも安心して働ける環境が整っています。

実際に、ユーザーサポート業務で、ユーザーを相手に顧客サービスをしている様子が、こちらの動画です。

その他の業務としては、サポート業務、メンテナンス業務、マーケティング業務などがあります。

サポート業務

ゲーム内のお客様を「おもてなしの心」でサポートします。一緒におしゃべりをしたり、案内を行うなど、インターネット上での接客業務です。

メンテナンス業務

インターネットサービスでの定期的に行われる点検業務において動作テストや不具合の有無をチェックします。

マーケティング業務

ホームページ管理やブログ作成などを通じてインターネット上で幅広いお客様に広報や宣伝を行います。

その他、各種業務の例 画像や映像の編集、ゲームやウェブサイトの企画、ブログの作成、掲示板やメールの対応、データ集計や分析などのインターネットにかかわる専門的な業務にチャレンジしたい人にも活躍できる場が豊富に準備されています。

また、このような経験を活かして、障害者雇用に悩んでいる企業でテレワークを通して障害者雇用を進めるサポートも展開しています。

「IT x 福祉」で地域の活性化を目指す企業「サンクスラボ」のホームページはこちらから

まとめ

新型コロナの影響で、働き方が大きく変化しており、障害者雇用の仕事の中でもリモートワークへの切り替えを検討している企業が増えています。そんな中で、インターネット企業としての実績のあるサンクスラボさんは、A型事業所での業務つくりなどの実績を元に、テレワークで障害者雇用を進める企業支援をしています。

ユーザーサポート業務として、ユーザーを相手に顧客サービスをしている様子を見ると、まだまだいろいろな仕事を作り出すことが可能なんだなと感じました。

障害者雇用をしているものの、障害者社員にしてもらう勤務時間内の業務を切り出すことが難しい、仕事をつくる時間が作れないという方にとっても参考になると思います。

障害者雇用ドットコムでも、オンラインでの仕事を創出するお手伝いをしています。現在の仕事内容をお聞きした上で、会社のニーズや本業に貢献できる業務を提案させていただきます。無料相談を受け付けていますので、お問い合わせからご連絡ください。(無料相談には、決裁に関わる方の同席にて参加をお願いしております。)

参考

就労継続支援A型についてわかりやすく解説します

就労継続事業A型とB型の違いとは?

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